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会員に対する除名処分の撤回について

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟
会 長  内 田 貞 信

会員に対する除名処分の撤回について

 一般社団法人日本ボクシング連盟(以下日本連盟といいます。)は以下の決定を致しましたので、ご報告させていただきます。
日本連盟前会長及び前資格審査委員長名による佐藤秀行氏及び北岡直樹氏対する平成29年3月26日付け文書により、両名を日本連盟の会員から除名する旨の懲戒処分がなされておりました。
 しかしながら、かかる処分は違反事実の有無に疑義があるばかりか、仮に違反事実があったとしても処分が著しく不均衡でした。処分の過程においても、両名から処分対象となった事実関係に関する事情を聴取することもなく、両名に対する弁明の機会が一切付与されておりませんでした。
 したがいまして、日本連盟は、両名に対する上記除名処分を撤回することに致しました。
 両名に対しては、日本連盟による不適切な処分により両名が長期間にわたり不当な扱いを受けていたことに対して心からお詫び申し上げます。

 以  上

文責  仁多見 史隆

2018 世界大学選手権大会 ボクシング競技 戦評について(報告)

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟

2018 世界大学選手権大会 ボクシング競技 戦評について(報告)

 標記のことについて,下記のとおり,ご報告いたします。


1 試合期間  平成30年8月31日(金)~9月7日(金)

2 開催国名  エリスタ(ロシア) 時差:日本-6時間

3 派遣選手団
役 職氏 名備  考
監 督 小山田 裕二  AIBA3スターコーチ・JOCオリンピック強化スタッフ・駒澤大学
コーチ関根 裕典 AIBA1スターコーチ・JOC強化スタッフ・日本大学
コーチ鈴木 大輔 JOC強化スタッフ
コーチ須佐 勝明  JOC強化スタッフ・自衛隊体育学校

階 級氏 名所 属
ライトフライ級
重岡 優大
拓殖大学
フライ級
中垣 龍汰朗
東京農業大学
バンタム
北浦 龍馬
東京農業大学
嶋田 淳也
駒澤大学
鈴木 稔弘
日本大学
ウェルター級平仲 信裕芦屋大学
ミドル級梅村  錬拓殖大学


4 試合戦評
   9月1日

階級氏名試合結果対戦相手国
L級嶋田 淳也WP
5-0
ドイツ
9月1日
60kg 嶋田淳也(駒澤大学) VS ZARRAA YOUNES(ドイツ)
1R
相手は長身のオーソドックススタイル。嶋田は開始からリズム良く左ジャブ、左右フックをヒットし主導権を握る。相手はサークリングしながら嶋田の攻撃を回避するのがやっとで、中々攻撃してこない。嶋田は常に先手を取ってリズム良く左右フック、左右ストレートをヒットする。嶋田は相手の反撃に対しても被弾すること無くラウンド終了。嶋田のラウンド。

2R
1R同様、リズム良く左ジャブ、左右フックをヒットする。相手は疲れが見え、足が止まり接近してくる。そこに嶋田の左アッパーボディがヒットし、相手は体がくの字になる。嶋田は休まず攻撃を続けるが捕らえきれずラウンド終了。嶋田のラウンド。

3R
嶋田は変わらず積極的に攻撃をしかけるが、少し疲れが見え、軽いパンチだが相手の反撃を許す。しかし、2R同様に接近戦で左アッパーボディをヒットする。その後も左右フック、左右ストレートをヒットしラウンドを支配したまま、試合終了。結果、30-27、5-0WP勝ちであった。
嶋田は初の国際大会であったが、いつも通り落ち着いた試合運びで日本の初陣を飾った。少しラウンド終盤、試合の終盤に足が止まったが危なげない試合であった。これを自信に、次戦、地元ロシア撃破を期待したい。

戦評:小山田


階級氏名試合結果対戦相手国
LW級鈴木 稔弘WP
5-0
エストニア
64kg 鈴木稔弘(日本大学) VS KARKHANIN SEMEN(エストニア)
1R
オーソドックススタイルの相手に、鈴木は鋭いリードと細かい出入りで距離を見極め、相手が強引に攻撃に出れば的確なガードでプレスをかける。慌てて大振りになる相手を確実に捉え、強烈な右ストレートが入る。相手が堪らずクリンチしたところでラウンド終了。鈴木のラウンド。
2R
相手は鈴木の強打を警戒し、頭を下げ接近戦に出る。鈴木は、上下の打ち分けで相手の上体を起こし、強烈なボディブローをヒットさせる。堪らずクリンチしてくる相手をレフリーは制止せず流すが、鈴木は冷静にヒットを重ねる。一向にクリンチしてくる相手を鈴木はバックステップや角度を変える攻撃で対応し、ラウンド終了。鈴木のラウンド。
3R
前ラウンドに続き、頭を下げてくる相手にバッティングを注意しながら、左右のストレートでヒットを重ねる。執拗にクリンチをする相手にレフリーは減点を宣告。鈴木の強烈なボディーブローが入り、再びクリンチしてきたところで2回目の減点。終始、主導権を握り、ラウンドを支配したまま、試合終了。結果、30-24、30-23、30-25、30-25、30-25のWP勝ちであった。

鈴木は嶋田に続き勝利を修め、日本選手団に勢いをつけた。執拗にクリンチをしてくる相手であったが、熱くなることなく冷静に試合展開できていた。大会初日、64㎏級では鈴木のみが試合であったが次戦、ハンガリー戦も期待したい。
戦評:関根


階級氏名試合結果対戦相手国
W級平仲 信弘KO
1R
アフガニスタン
69kg 平仲信裕(芦屋大学) VS SAMAD ZAKI(アフガニスタン)
1R
オーソドックススタイルの選手。
平仲選手は開始と同時に前進し踏み込みの早いジャブで主導権を握ろうとする。
相手選手は平仲選手の前進を阻止するべく後退しながらジャブやワンツー及びステップワークで平仲選手の攻撃を許さない。
中盤以降、平仲選手のプレスにより徐々に相手選手との距離が近くなりロープ際に詰める場面が多くなる。平仲選手の早いフック気味の右ストレートが相手選手に被弾し、連打で顔が跳ね上がりカウントが入る。
引き続き手を緩めることなくパンチをまとめ再びカウントが入る。
その後も間髪なく三度目のカウントが入り試合が終了する。
結果
1RK.O勝ち

平仲選手は動きは悪くないもののパンチを被弾する場面では顔を横に向けて嫌がる場面があり印象が悪い場面があった。
次戦ではしっかりと是正して戦いに望んでもらいたい。

戦評:須佐


階級氏名試合結果対戦相手国
M級梅村 錬WP
0-5
ロシア
75kg 梅村錬(拓殖大) VS (ロシア)TUKOV VADIM
1R
オーソドックのボクサータイプ 梅村は左ジャブで足を使う相手を追いかける。左で下がらせて接近すると梅村の左ボディがヒットする。しかしクリンチを巧く使い追撃を打たせて貰えない。ラウンド中盤、右ストレートを打ちにいったタイミングで梅村は右目にバッティングを受けるもダウンのカウント8を取られてしまう。その後梅村も追いかけるが左右にステップされてつかまえきれずに1R終了。相手のラウンド

2R
梅村は積極的に踏み込んむが相手はステップワークを使いなかなか距離がつまらない。ジャブを多用して右ストレートを打つもステップで外されて、逆に右ロングフックを被弾してしまう。それでも距離をつめてボディを打ちに行くと相手はクリンチを多様して空転させられてしまう。相手のラウンド

3R
梅村は勝負をかけてプレスを強めるが変わらずステップで外されてしまう。逆に左右ロングフックを被弾してポイントを失なうも諦めずに左ストレート、左右ボディアッパーで対抗したが挽回するに至らなかった。最終ラウンドで試合終了。結果、30-27が4人、30-26が1人、5-0WP負けであった。
パワーで勝る梅村だがステップの巧いタイプへの対応策が必要である。

戦評:鈴木


    9月2日


階級氏名試合結果対戦相手国
F級中垣 龍汰朗WP
4-1
ポーランド
52kg 中垣龍汰朗(東農大) VS JOZWIK MACIEJ(ポーランド)
1R
相手はオーソドックススタイル。中垣は開始と同時に右ジャブを使いながら相手が出てきた所に左ストレートをヒットし主導権を握る。更に左アッパーボディ、左右ストレートをヒットする。相手も中垣の打ち終わりを狙い右ストレートを放ち反撃してくる。しかし、中垣はステップワークを使い、相手の攻撃を回避する。落ち着いた試合運びを見せ、ラウンド終了。中垣のラウンド。

2R
中垣は変わらずステップワークを使いながら右ジャブを多用し、左ストレート、左アッパーボディをヒットし、試合コントロールする。相手はプレスをかけ前に出てくるが、中垣は落ちついたディフェンスで相手に空を切らせる。中垣のラウンド。

3R
中垣は変わらず右ジャブ、左ストレート、左アッパーボディをヒットする。相手も最終ラウンドとなり更にプレスを強めてくる。中垣はラウンド中盤になり、少し疲れが見える。打ち終わりに何度か軽いパンチを被弾する。しかし、その後はしっかりと左右ストレートをヒットし印象付け、試合終了。結果、29-28が3人、30-27が1人、27-30が1人の4-1WP勝ちであった。
ジュニア、ユース時から数々のタイトルを取り日本代表として実績を積んでいる中垣は、非常に落ち着いた試合運びであった。次戦は9月5日に地元ロシアを敗ったカザフスタンと準決勝。今日のようなクレバーな戦いで、良い色のメダル獲得を大いに期待したい。

戦評:小山田


階級氏名試合結果対戦相手国
B級北浦 龍馬WP
5-0
ポーランド
56kg 北浦龍馬(東京農業大学)VS IWANOWJAROSLOW(ポーランド)
1R
オーソドックススタイルの相手選手。
初戦の影響からかお互い緊張し動きが固い。
そんな中、突破口を形成したのは北浦選手。
力強い左ストレートと右ボディが当たり動きがスムーズになっていく。
後半、北浦選手の印象の良い左ストレート及び右フックが当たると一挙にペースを握る。
終始、支配感及びクオリティーブローで優勢だった北浦選手のラウンドか

2R
開始当初、お互いが距離感を保ちながら静かなスタートになるも突破口を開いたのは北浦選手。
素早い右ジャブから組み立てていき、ボディやストレートでポイントを量産する。
時より集中力が欠乏しパンチを被弾し後ろに下がる場面が見受けられるも、終始ロープに追い込んでいるのは北浦選手。
終始主導権を獲得した北浦選手のラウンドか。

3R
開始当初、相手選手は強引に前に出てパンチをまとめてくる。
北浦選手は冷静に対処し主導権を握らせない。
中盤、北浦選手のボディ攻撃でダメージが蓄積していた相手選手は足が止まりだす。
北浦選手はチャンスを逃すことなくパンチをまとめる場面を作る。
その後も無難に対処しゴング。
クオリティーブロー、支配感で北浦選手のラウンドか。

結果
30-27 29-28 29-28 29-28 29-28
5-0WP勝ち

北浦選手は開始当初は緊張していたものの海外の試合でも普段通りに自分のボクシングができていたのではないか。
しかしながらパンチを打った後の距離が近いため、もう少し遠距離から打てればよりパンチを被弾する場面がなくなり、かつ確実な試合展開になるのではないか。

戦評:須佐


階級氏名試合結果対戦相手国
LW級鈴木 稔弘WP
0-5
ハンガリー
64kg 鈴木稔弘(日本大学) VS RICHARD KOVACS(ハンガリー)
1R
やや身長で勝るオーソドックススタイルの相手に、鈴木はリードの差し合いを制し、序盤から相手にロープを背負わせる。鈴木の右ストレートから左ボディに繋ぐ上下の打ち分けが相手を捉える。相手はロープを背負いながらダッキングやウィービングから左右のフックで応戦する。終始、先手を取り、ロープを背負わせ的確なブローを決めた鈴木のラウンドか。

2R
ガードの上からではあるが、見栄えのする左右の大振りのフックを許さぬよう、鈴木はコンパクトにコンビネーションを組立てる。常に先手を取り、ロープを背負わせ的確なコンビネーションをヒットさせる。時折、相手の大振りのフックを被弾するが確実に打ち返し、鈴木の力強いボディブローが相手の足を止める。鈴木の右ストレートが相手の顎を捉えた際に、マウスピースを吐き出す場面もあった。鈴木のラウンドか。

3R
ボディのダメージに加え、疲労困憊の相手を鈴木は攻めためる。相手は頭を下げながら見栄えのある左右フックを打っては後退する展開に切り替える。鈴木の強烈なボディブローがヒットした際、相手は再びマウスピースを吐き出す。ラスト、畳み掛けるように鈴木が攻勢に出るが、相手も左右のフックで応戦し、試合終了。結果は、28-29、27-30、27-30、27-30、28-29の0-5WP負けであった。
常に先手を取り、的確なクオリティブローでロープを背負わせ、終始ラウンドを支配しているように見えたが、ジャッチが支持したのは相手であった。
この貴重な海外での試合結果を最大限生かし、次に繋げてもらいたい。
戦評:関根


     9月3日
階級氏名試合結果対戦相手国
L級嶋田 淳也WP
0-5
ロシア
60kg 嶋田淳也(駒澤大学) VS MAMEDOV GABIL(ロシア)
1R
相手はオーソドックススタイル。嶋田は小刻みにステップを踏み左ジャブから左右ストレートをヒットする。常に先手を取り相手の攻撃を封じる。ラウンド終盤、相手がプレスを強め前に出てくるが、嶋田は相手の打ち終わりに左右フック、左アッパーボディをヒットしラウンドを支配する。嶋田のラウンドか。

2R
相手は更にプレスを強め前に出てくる。嶋田はこれに対し左ジャブから左右フックをヒット。相手に疲れが見え、下がりだす。嶋田は変わらず左右フックをヒットし、ミドルレンジからの左アッパーボディをヒットする。相手も嶋田の打ち終わりを狙ってくるが、しっかりガードし被弾を許さない。このラウンドも常に先手を取り、優位に進めた嶋田のラウンドか。

3R
相手は疲れからか、下がりながら嶋田の打ち終わりを狙ってくる。嶋田は変わらず先手を取り前に出ながら相手の出鼻に左右フックをヒット。接近戦では左アッパーボディをヒットし、更に相手を下がらせる。下がる相手を追いながら左右フック、左アッパーボディをヒットする。相手は下がりながらロープを背にし逃げるのやっと。最後まで嶋田が攻め続け、試合終了。常に先手を取り試合をコントロールしていた嶋田の勝利かと思われたが、結果は27-30が4人、28-29が1人の0-5WP負けと、意外な結果であった。
非常に悔しい厳しいジャッジングであったが、嶋田は持っている力を十二分に発揮し素晴らしい戦いをした。今回の経験と悔しさを今後に生かし、更に成長してくれる事を願う。

戦評:小山田


階級氏名試合結果対戦相手国
W級平仲 信裕WP
0-5
ポーランド
69kg 平仲信裕(芦屋大学) VS WACHALA FILIP(ポーランド)
1R
相手はオーソドックススタイルの選手。
開始当初から近距離での激しい攻防戦になる。
平仲選手は相手よりも前に出てボクシングをしており、若干パンチの印象が良い
中盤以降、相手選手はステップワークを活用し、平仲選手が追う場面が多くなる。
追う途中や打ち終わりにカウンター気味のパンチで平仲選手の顔が跳ね上がり印象が悪くなる。
積極性、クオリティーブローの数で平仲選手か。

2R
引き続き1Rと同様に平仲選手が追う展開になるも平仲選手は力みからか打ち終わりに被弾する場面が多くなる。
中盤以降も積極的に平仲選手は攻撃するも打ち終わりにパンチを被弾し印象が悪い。
終始、クオリティーブローの数で相手選手のラウンドか。

3R
お互いが疲労が見える中で平仲選手は引き続き追う展開になる。
平仲選手のワンツーからのまとめたパンチがヒットし始め、相手選手は嫌がりクリンチワークが多くなる。
引き続き近距離の場面が多くなり、平仲選手の強弱のまとめたパンチが当たりはじめる。
終始積極性、クオリティーブローで平仲選手のラウンドか。

結果
28-29 28-29 27-30 27-30 27-30
0-5WP負け

相手選手はステップワークを活用しつつ後退しながらの攻撃であり積極性がなく印象が薄い。
1R、3Rは平仲選手のラウンドかと思ったがまさかのフルマーク負け。

戦評:須佐

   9月4日(準決勝)
階級氏名試合結果対戦相手国
LF級重岡 優大KO
2R
台湾
49kg 重岡優大(拓殖大) VS HONG-da LIN (台湾)
1R
長身サウスポースタイル 重岡が相手との距離を探る展開で始まる。右の差し合いは互角、ワンツー
がヒットすると重岡がプレスを強めて二段、三段と仕掛けて接戦のなか1R終了。重岡のラウンド

2R
重岡は距離を詰めて右ジャブの相討ちからワンツーをヒットさせてポイントを先行する。更にプレスを強めるとクリンチのシーンが多くなるも振りほどいて左ボディをヒットさせる。相手が左ストレートを打ちに来たタイミングにワンツーを一閃ダウンを奪うと相手選手のダメージは深く立ち上がる事はなかったKO決着。
戦評:鈴木


階級氏名試合結果対戦相手国
B級北浦 龍馬RSC-I
3R
台湾
56kg 北浦龍馬(東京農業大学)VS PO-YI CHEN(台湾)
1R
オーソドックススタイルの相手選手。
お互い距離が遠く、緊迫した戦いから始まる。
そんな中、突破口を形成したのは北浦選手。
ジャブからの力強い左ストレートと右ボディが当たり主導権を獲得する。
相手選手はパンチを警戒してかステップワークからの攻撃に切り替え、慎重なボクシングを展開する。それに対して北浦選手は前進しながらカウンターで対抗する形になる。
お互いがクリーンヒットが少ない中、僅かに北浦選手のラウンドか。

2R
開始当初から相手選手はステップワークを活用して遠距離からのジャブ、右ボディでポイントを量産していく。
北浦選手も落ち着きながら前進してボディ主体でポイントを盛り返すも、時より足が止まり相手のワンツーに対してカウンターで対抗するが前で打っていないため印象が薄い。
積極性、クオリティーブローで僅かに北浦選手のラウンドか。

3R
開始当初、一進一退の攻防が始まる。
そんな中、相手選手が接近した際に偶然のバッティングにより右頬
をカットする。
1度は続行したものの北浦選手のパンチにより再び出血しドクターがストップの申告をする。

結果
RSC-i勝ち
※途中採点
20-18 19-19 19-19 20-18
20-18
試合内容では勝ちを認識するほどであるが、
単調な攻撃であるため勝ちになるか少し心配するところがあった。
ステップワークを活用する選手に対しての対策として、まだまだやれることが沢山あると考える。
まだまだ伸びる物を持っているので是非今後に期待したい。

戦評:須佐


   9月5日(準決勝)
階級氏名試合結果対戦相手国
F級中垣 龍之介WP
0-5
カザフスタン
52kg 中垣龍太朗(東農大) VS KUANDYKOV ABAY(カザフスタン)
1R
相手は中垣と同じサウスポースタイル。中垣はリズム良く右ジャブを出しながら相手の出鼻に左ストレート、左ボディストレートをヒットする。相手は中垣のスピードについてこれず手が出ない。中盤、相手が出てこないことから、中垣は早いワンツーストレートをヒットしポイントをピックアップ。常に中垣のペースで進みラウンドを支配し、終了。中垣のラウンド。

2R
相手は挽回しようと1Rより前に出てくる。中垣は変わらずリズム良く右ジャブから左ストレート、左ボディストレートをヒットする。相手の攻撃もステップ、ヘッドスリップでかわし被弾を許さない。相手は更にプレスを強めてくる。終盤、相手のコンビネーションを被弾するも、中垣はステップワークでやり過ごす。中垣のラウンドか。

3R
相手は更にプレスを強めてくる。お互い同じタイミングでワンツーストレートを放ち、中垣の左ストレートがヒットしたかに見えた。しかし、レフェリーはなぜか中垣にカウントを与える。スタンディングダウンを取られたが、中垣は変わらず右ジャブを多用しリズムを崩す事なく左ストレートをコネクトし、試合をコントロールする。中盤から終盤にかけ、お互い疲れからか揉み合う場面が増え、クリーンヒットが少なくなる。それでも中垣はリズムを変えることなく攻め続け、試合終了。
日本チーム誰しも中垣の勝利を確信したが、結果は意外にも全てのジャッジが相手を支持。28-29が1人、27-30が4人の0-5WP負けであった。
中垣は非常に良いリズムで自分のボクシングを貫いたがレフェリー、ジャッジの支持を得られなかった。国際経験も豊富で向上心を持っている中垣である。今回の経験を無駄にする事なく、更なる成長に繋げてもらいたい。
戦評:小山田


   9月6日(決勝)
階級氏名試合結果対戦相手国
LF級重岡 優大WP
0-5
ロシア
49kg 重岡優大(拓殖大学) VS KHUDOYAN EDMOND (ロシア)
1R
相手はオーソドックススタイルの選手 重岡は右ジャブで距離を詰めると相手選手は左右フットワークで的をしぼらせない。ガードを上げて重岡がプレスをかけ、左ストレートから右フックをヒットさせるが打ち終わりに右フックを被弾する。時折見せる右ボディストレートも巧みだった。激しい攻防のなか 1R終了。相手選手のラウンド

2R
重岡は距離を詰めて右ジャブと出入りの早いワンツーで先行する。中盤からプレスをかけて追う重岡の左ストレートの入り際を狙われて被弾する。後半左右にスイッチ、左右ステップの巧さが光る相手選手との距離を詰める為に重岡は相打ち覚悟でワンツー、右フックを使い追いこんだが2Rゴング。クオリティブローの数で相手選手のラウンド

3R
変わらずステップで距離を取る相手にワンツーで仕掛けるも相手の右ストレートフックと相打ちになり重岡がカウントを奪われる。ポイントを挽回しようと最後まで右ジャブから左ストレート、右フックで勝負に出たが相手選手のフットワークは最後まで衰えなかった。
相手選手のラウンド
結果 0-5WP負け
27-30 が4人 28-29が1人
国際大会に於いてもスピードとファイティングスピリットは光る物を感じさせた。決勝戦での敗戦は重岡の糧となることだろう。
戦評:鈴木


階級氏名試合結果対戦相手国
B級北浦 龍馬WP
4-1
アルメニア
56kg 北浦龍馬(東農大) VS MAMEDOV GABIL(アルメニア)
1R
相手は小柄なオーソドックススタイルの選手。
ラウンド開始後、お互い遠距離での駆け引きから始まるも北浦選手のジャブボディ、ワンツーでポイントをリードしはじめる。
中盤以降、相手のカウンター気味の左ストレートや返しのフックを貰い、主導権が奪われそうになるも、流れを変えられないよう、接近してのボディや返しのフックでポイントを取る。
終始、クオリティーブローの数で北浦選手のラウンドか。

2R
当初相手は挽回しようと1Rより前に出てくる。北浦は前の手を活用して相手の前進を止め被弾しないようにステップワークを活用する。途中まで一進一退の攻防も、ラウンド後半には北浦選手のステップワークからのカウンターで主導権を獲得。
その後、ポイントを奪おうと相手選手は大振りぎみのワンツーを多く放ちスタミナが切れホールドを繰り返す。
北浦選手はホールドされるもサイドに切り替えし、ボディ攻撃でポイントを量産しリードしたままゴング、北浦選手のラウンドか。

3R
当初から接近戦がはじまる。
相手選手はスタミナが切れており打った後に体が崩れ、ポイントになりにくいパンチに対して北浦選手は前で打ち、かつ強弱の上下のパンチで印象が良い。
相手選手は嫌がり後退するも、北浦選手は逃すことなく追いかけ接近戦に持ち込む。
全体的に北浦選手のパンチの方が印象が良く、また積極性においても前でポイントを獲得しており、北浦選手のラウンドか。
結果 4-1WP勝ち
30-27 30-27 27-30 
29-28 30-27 

大学選手権 初の金メダリスト
北浦選手は落ち着いてボクシングが出来ており、とても見栄の良いボクシングが出来ているのではないかと思う。
今後この大会をきっかけに自信をつけ更に進化し、試合巧者になってもらいたい。

戦評:須佐


5 総合結果
結 果(階級)氏名所属
 金メダル(バンタム級)北浦 龍馬 東京農業大学
 銀メダル(ライトフライ級)重岡 優大 拓殖大学
 銅メダル(フライ級)中垣 龍汰朗 東京農業大学



以 上

文責 及川雄太(事務局担当)

お知らせ

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟
会         長 内田 貞信
副会長兼広報担当 菊池 浩吉

お知らせ

 一般社団法人日本ボクシング連盟は、平成30年9月8日開催の臨時総会において、会長に内田貞信を選出し、新体制を発足させることとなりました。
 このような中、一部の報道では、新会長の経歴に関する報道がなされ、その中で、特定の国会議員の方から新会長の経歴について了承を得たとの報道がなされております。新会長の実績や功績について十分にご理解していただていた国会議員の方にご意見を賜ったことは事実ですが、国会議員の方からは、スポーツ団体の人事は団体が自主的に決定すべきあり、国会議員をはじめとする外部者が意見を言うべきではないとして、人事について肯定も否定もされることはありませんでした。そのような意見に従い、日本ボクシング連盟は、新会長を含む新体制の人事について自主的に決定しました。
 なお、国会議員の方々に顧問就任を打診していることは臨時総会でご説明した通りですが、今後,公益社団法人化を進めていく中で、タイミングを計りつつ、正式に顧問就任のお願いをさせていただくことになると考えております。
 今後も必要に応じて更に新体制や今後の方針等についてお知らせさせていただきますので、ご理解くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

 以  上

平成30年北海道胆振東部地震 被災の皆様へ

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟

平成30年北海道胆振東部地震 被災の皆様へ

 6日未明に襲った地震の被害に遭われた皆様へ衷心よりお見舞い申し上げますと共に」犠牲になられた方々へ慎んで哀悼の意を表します。
 未だ被害の全容がつかめない中,不安な日々をお過ごしのことと存じます。
 一日も早く復興されますことを心よりお祈り申し上げます。

 以  上

臨時総会取材について

報道関係者 各位

一般社団法人日本ボクシング連盟
会長代行 森正 耕太郎
専務理事 吉森  照夫

臨時総会取材について

 明日の9月8日午後1時半からTKP品川カンファレンスセンター8階8G室で臨時総会を開催します。
 もう一室4階4H室を確保しています。ここは臨時総会で理事が選出された後、理事会を開催する場所です。
理事会開催までの間はよろしければ4H室を待機の場所としてご利用下さい。
 ただし、理事会開催が何時頃になるかは全く不確定です。少なくとも1時間以上は要するものと推察されます。
 総会で理事が選出された後、選任された理事は理事会開催のため、4H室に入室してきますので、その時は退去して下さい。
 4H室を退去された際、総会用の8G室は休憩中ですので、マスコミ各位は8G室に移動して下さい。
 理事会が終了し、理事が総会出席のため8G室に戻る際は、マスコミ各位は8G室から退去し、上記の4H室にお戻り下さい。
 なお、総会終了後は、新執行部が総会終了後の8G室又は上記の4H室おいて、マスコミ対応すると思います。

 品川カンファレンスセンターは他の多くの利用者が利用しておられますので、廊下での取材やテレビ撮影はやめてください。
絶対に他の利用者の妨げや迷惑となることのないようくれぐれもご注意下さい。
どうか宜しくお願い致します。

 以  上

2018 世界大学選手権大会 ボクシング競技について(報告)

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟

2018 世界大学選手権大会 ボクシング競技について(報告)

 標記のことについて,下記のとおり,ご報告いたします。


1 試合期間  平成30年8月31日(金)~9月7日(金)

2 開催国名  エリスタ(ロシア) 時差:日本-6時間

3 派遣選手団
役 職氏 名備  考
監 督 小山田 裕二  AIBA3スターコーチ・JOCオリンピック強化スタッフ・駒澤大学
コーチ関根 裕典 AIBA1スターコーチ・JOC強化スタッフ・日本大学
コーチ鈴木 大輔 JOC強化スタッフ
コーチ須佐 勝明  JOC強化スタッフ・自衛隊体育学校

階 級氏 名所 属
ライトフライ級
重岡 優大
拓殖大学
フライ級
中垣 龍汰朗
東京農業大学
バンタム
北浦 龍馬
東京農業大学
嶋田 淳也
駒澤大学
鈴木 稔弘
日本大学
ウェルター級平仲 信裕芦屋大学
ミドル級梅村  錬拓殖大学


4 試合結果(9月1日)
9月1日
階 級氏 名試合結果対戦相手国
WP
5ー0
WPD
5ー0
エストニア
W級平仲 信裕KO
1R
アフガニスタン
M級梅村  錬WP
0ー5
ロシア


9月2日
階 級氏 名試合結果対戦相手国
中垣龍汰朗
WP
4ー1
北浦 龍馬
WP
5ー0
ポーランド
LW級鈴木 稔弘WP
0-5
ハンガリー


9月3日
階 級氏 名試合結果対戦相手国
嶋田 淳也
WP
0ー5
ロシア
W級平仲 信裕WP
0ー5
ポーランド


9月4日 準決勝
階 級氏 名試合結果対戦相手国
重岡 優大
KO
2R
台湾
B級北浦 龍馬RSC-I
3R
台湾


9月5日 準決勝
階 級氏 名試合結果対戦相手国
中垣 龍汰朗
WP
0-5
カザフスタン
  中垣選手はフライ級 銅メダルを獲得いたしました。

9月6日 決勝
階 級氏 名試合結果対戦相手国
重岡 優大
WP
0-5
ロシア
B級北浦 龍馬WP
4-1
アルメニア
  重岡選手はライトフライ級 銀メダルを獲得いたしました。
  北浦選手はバンタム級 金メダルを獲得いたしました。


以 上

文責 及川雄太(事務局担当)

お願い

報道関係者 各位

一般社団法人日本ボクシング連盟
会長代行 森正 耕太郎
専務理事 吉森  照夫

お願い

一般社団法人日本ボクシング連盟は、平成30年9月8日開催の臨時総会において新体制を発足させる予定ですが、今後各大会が控えている中で、可能な限り選手やコーチ等の関係者に対する不安や負担を回避し、スムーズに新体制に移行するために、日本ボクシングを再興する会や各地方ブロック連盟と連日協議を行っています。
このような中、臨時総会の議題としては新たな理事及び監事の選任のみを予定しており、その他の議題を予定していません。
一部の報道では、次期会長が事実上決定されたとか、前会長の除名決議をする予定であるなどといった内容の報道がされておりますが、そのような事実は一切ありません。
報道関係者の皆様に対しては、臨時総会後の然るべきタイミングで新体制や今後の方針等についてお知らせさせていただきますので、ご理解くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

 以  上

平成30年度 公認コーチ講習会 ボクシング専門科目の日程について(お知らせ)

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟

平成30年度 公認コーチ講習会 ボクシング専門科目の日程について(お知らせ)


 標記のことについて,下記のとおり,平成30年度 公認コーチ講習会 ボクシング専門科目の日程について,改めてお知らせいたします。
 なお,参加の皆様への個別の連絡が遅れておりますこと,お詫び申し上げます

 

1 講習期間  9月14日(金)~17日(月) 

2 講習会場  味の素ナショナルトレーニングセンター研修室
          東京都北区西が丘3丁目15−1

3 日   程
      初  日 14日 8:00~ 集合・開校式
       ~
      最終日 17日17:00~ 解散式後 解散 

4 講習内容  専門科目講習会日程表

5 備   考  宿泊はNTCを利用できませんので,個々人でお手配ください。
          本講習会は一般の方は受け付けておりません。
          (日本スポーツ協会公認コーチ講習会受講者のみ)

 以  上

文責 及川雄太(事務局担当)

2018 アジア大会 ボクシング競技 戦評について(報告)

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟

2018 アジア大会 ボクシング競技 戦評について(報告)

 標記のことについて,下記のとおり,ご報告いたします。


1 試合期間  平成30年8月24日(金)~9月1日(土)

2 開催国名  インドネシア(ジャカルタ) 時差:日本-2時間

3 派遣選手団
役 職氏 名備  考
監 督 樋山  茂  AIBA3スターコーチ・JOCオリンピック強化スタッフ
ヘッドコーチ高見 公明 AIBA3スターコーチ・JOCオリンピック強化スタッフ
コーチ梅下 新介 AIBA3スターコーチ・JOCオリンピック強化スタッフ
コーチ山本 浩二 AIBA3スターコーチ・JOCオリンピック強化スタッフ
コーチ本  博国  AIBA1スターコーチ・JOCオリンピック強化スタッフ

階 級氏 名所 属
ライトフライ級
坪井 智也
自衛隊体育学校
田中 亮明
中京高校・教諭
バンタム
堤  駿斗
東洋大学
森坂  嵐
東京農業大学
成松 大介
自衛隊体育学校
ウェルター級荒本 一成日本大学
ミドル級森脇 唯人法政大学
女子フライ級
和田 まどか
福井県体育協会



4 試合戦評
   8月24日
階級氏名試合結果対戦相手国
F級田中 亮明WP
5-0
インド
1ラウンド目
田中はラウンド開始からプレッシャーをかけ主導権を握ろうとする。相手は田中のプレッシャーと右リードに対し、思いっきりの良い右ストレートで対応する。ラウンド中盤、一進一退の攻防の中、相手は右ストレートを強打して来るが、田中は落ち着いて左ストレートのカウンターを打ち込むダウンを奪う。スピード、タイミング共に申し分のないパンチであった。ラウンド後半、田中の左右ストレート、右フックを有効に使い、有利に試合を進めた。田中のラウンドである。

2ラウンド目、
1ラウンド目同様に田中はラウンド開始からプレッシャーをかけ、完全に主導権を握る。相手は苦し紛れに右ストレートを振ってくるが、田中は臆することなく相手の出端に強気で左ストレート、右フックを打ち込んで相手を圧倒する。また、時おり見せる左右ボディアッパーは非常に有効であった。このラウンドも田中のラウンドである。

3ラウンド目
相手はラウンドを挽回しようと強引に左右ストレートを打ち込んでくる。田中は、相手の前進に対して、的確な右ストレートあるいは左ストレートのカウンターで相手を捉える。更なる相手のプレッシャーに対しても、リングを広く使い、田中は自分の距離を保ち続け、相手にボクシングをさせない。ラウンド終盤、お互い足を止めてパンチの応酬が見られたが、ここでも田中のパンチの質と的確さが相手を上回った。3ラウンドを通して、田中は常にプレッシャーをかけ、的確な左ストレートでラウンドを支配した。
結果は、田中の5-0のポイント勝ちであった。

戦評:梅下新介

階級氏名試合結果対戦相手国
L級森坂 嵐WP
0-5
トルクメニスタン
1R
お互いに様子を見る展開をとっていたが、徐々に森坂選手がプレスを掛けて行く。クリンヒットはないものの相手選手がロープを背にして打ち返したパンチがヒットする。

2R
森坂選手は、1R同様にプレスを掛けて行くが、なかなかクリンヒットできない展開。相手の疲労は見えているが、打ち合いをさけて逃げる。森坂選手の攻撃の後に右ストレートをヒットされ印象が悪い。

3R
森坂選手は、ガードを固めて攻撃を強めて行くが、相手選手は、下がりながらカウンターを狙ってくる展開。
森坂選手は、本来の動きができないままゴングが鳴る。終始攻めいた森坂選手であったが判定は、僅差でトルクメニスタンであった。

戦評:山本浩二


   8月25日
階級氏名試合結果対戦相手国
LF級坪井 智也WP
5-0
ブータン
1ラウンド目
開始早々、両選手、後手ストレートを打ち合う。両者ともヒットしなかったが、緊張感ある立ち上がりであった。1分過ぎからは、坪井の右ストレート、左ボディアッパー、更には右ショーストレート、右アッパーが相手の顎及びボディを捉える。また、坪井は、相手の左ストレートも確実に外して、的確な右ストレートを相手の顔面にヒットさせた。完全にパンチを見切って1ラウンド目を終了した。

2ラウンド目
相手は坪井の左右のボディ打ちを警戒して前に出ることができない。坪井はここが勝負と相手をコーナー、ロープに詰めて上下左右のパンチを有効に使い、相手を圧倒する。スタンディングダウンかと思われたが、ゴングとなる。10-8で坪井2ラウンド。

3ラウンド
1、2ラウンド同様に、ラウンドを通じて坪井の的確な右ストレート、またタイミングと角度の良い右ボディアッパーが非常に有効であった。最後まで相手を圧倒してゴングを迎える。5-0のポイント勝ちであった。次戦は第3シードのカザフスタンの選手との対戦である。

戦評:梅下新介

階級氏名試合結果対戦相手国
B級堤 駿斗WP
2-3
モンゴル
1R
開始よりモンゴルの強引なまでの左右フックを冷静にかわし、リードを出して自分の距離からの右ストレートをヒットし主導権を取りこのラウンド堤選手。

2Rも同じ展開で堤選手のポイント。

3R前半にモンゴルの大ぶりの左ロングフックがインサイド気味に当たりスタンディングダウンをとられたが、その後は堤ペースの試合で勝ちを確信しましたがまさかの2対3でポイントで敗れました!相手のモンゴルもビックリして大喜びする位の判定でした。
とても納得の行かない判定で有り、日本チームとしても悔しい判定でした。

戦評:樋山 茂

階級氏名試合結果対戦相手国
M級森脇 唯人WP
2-3
タ イ
1R
開始よりリードを使って距離を取りながらペースを掴もうとするが、相手の強引なまでの突進に接近戦が多くなり本来の森脇選手の試合展開に持ち込めずはっきりとしたラウンドでは無く、どちらとも言えないラウンドになる。

2Rも同じ展開になり、なかなか森脇選手ペースが掴めず森脇選手のリードストレートかタイのアグレッシブなポイントか甲乙つけがたいラウンドになる。

3Rは、森脇選手のリードストレートーからの右ストレートが再三ヒットし、このラウンドは森脇選手のラウンド。
試合結果は2対3のポイント負けでした。


戦評:樋山 茂


   8月26日
階級氏名試合結果対戦相手国
F級田中 亮明WP
1-4
モンゴル
1R
開始は、お互いに相手の出方を見る展開となり、最初に仕掛けたのは相手選手。田中選手もすぐさま打ち返す。コーナーによったところで相手のストレートが田中選手の顔面にヒットする。この時受けたパンチで左目が霞んでしまう。

2R
ガードを固を固めて相手の攻撃後にストレートやフックを打ち返す展開で相手をコーナーへ追い込んでいく。ボディーもヒットし印象が良い。2Rが終わりセコンドが田中選手の目の具合いを確認し、腫れはなく、痛みと霞はあるが、本人のやる気を見て3R勝負した。

3R
ガードを固めて攻める田中選手に対して、クリンチしてしのぐ。中盤に、相手選手に対してファールを警告した。これで優勢に立ったと思ったが、判定は2者がモンゴル、1者が田中選手、2者が同点で惜しくも敗れた。しかし、最後まで攻撃をやめず勇士を貫いた田中選手の試合に大きく評価したい。

戦評:山本浩二

階級氏名試合結果対戦相手国
W級荒本 一成WP
0-5
イラン
1R
荒本は、左のリードパンチから様子を伺い、相手も荒本の出方を伺い、相手から仕掛けて来た、ワンツーで入って来た所、荒本の左ロングフックで引っ掛ける 後半も相手が出て来る所への左ストレート、僅かだがこのラウンド荒本か。

2R
このラウンド、相手からの攻撃が多く成り、接近戦に持ち込まれるケースが多く成る、しかし、離れた時は、左ストレート、ロングフックが当たるが印象的には、相手が出て仕掛けてるので相手のラウンドか。

3R
このラウンド勝負でしっかり取るよう指示、しかし、相手のペースで接近戦、ガードはしてるが、その上から相手のパンチの数が多く、やはり印象で相手のラウンドか、0ー5のWP負け。

戦評:高見公明

階級氏名試合結果対戦相手国
女子F級和田まどかWP
4-1
スリランカ
1R開始より左リードからプレスをかけて前へ出る和田選手に対して、左に回りながらジャブを出して距離を取り右を打ち込むチャンスを見ているスリランカ選手。
最初にペースを握ったのは和田選手で、スリランカ選手の右ストレートが来る所に左にサイドステップしての左ストレートがヒットする。
スリランカ選手も焦って左右の連打で打ち合ってくるも、和田選手の左ストレートからの右ロングフックがヒットする。
同じ展開で進み和田選手のペースでゴングを迎える。このラウンド和田選手のラウンド。

2Rも、スリランカ選手が前へ出てくる所を和田選手がショートパンチでカウンターストレートや右ロングフックでとらえる展開になる。
中盤、スリランカ選手も必死に打ち合って来るが、和田選手の左に外しての左ストレートカウンター
がヒットし、なかなか攻めきれない。
後半打ち合いになるが、和田選手の方に印象のある打ち合いとなり後半も和田選手のペースでゴング。このラウンドも和田選手のポイント。

3R負けているのをセコンドから指摘され、開始と共に猛然と打ち合いを挑むスリランカ選手に対して和田も負けじと打ち合いに応じて乱打戦になる。
和田の返しの右フックを打った時に、スリランカの右ストレートが相打ちになり和田選手の顎が上り、その瞬間レフリーが和田にスタンディングカウントを与える。
タイミングだけなので効いていない和田選手は、試合再開の後冷静にリードで距離を取りながら左ストレートを叩き込み右ロングフックを打つ展開を作る。
一進一退の中、後半も打ち合いになるが最後にパンチを当てたのは和田選手。このラウンドは和田選手のクリーンヒットの数か、一回のダウンの印象か?
判定は29対28が4人、28対29が1人の4対1の和田選手のポイント勝ちでした。
次の準々決勝は、明日夜日本時間7時30分から45分頃にフィリピンを下して勝ち上がった女子強豪国北朝鮮選手と対戦。

戦評:樋山 茂


   8月27日
階級氏名試合結果対戦相手国
LF級坪井 智也WP
2-3
カザフスタン

階級氏名試合結果対戦相手国
LW級成松 大介WP
5-0
インドネシア
1ラウンド目、成松はオーソドックスタイルの相手に対し右ストレートで、様子を伺う。
相手は成松の攻撃に対し、右ストレートでカウンターをとろうとするが、成松のバックステップに阻まれ空をきる。
中盤辺りから、ボディーへの攻撃が繰り返しヒットし、あなたにに焦りがみられる。相手の苦し紛れの右ストレートをサイドによけて反撃するのがヒット。相手のパンチをほとんどもらわず終了。

2ラウンド目、1ラウンド同様な展開となるが、ビハインドを取り返そうと積極的に攻撃してくる相手に、成松は冷静に対応し、終了間際にはダウンと思われるヒットもスリップで処理された。このラウンドも確実に成松がポイントアウト。

3ラウンド目、着実にラウンドを消化したい成松は常に主体性を持ってラウンドを支配。このラウンドも、ほとんどパンチもらわず、カウンターを再三決めて終了した。
地元大声援に後押しされてミスジャッジしないか心配したが、5―0のポイント勝ちであった。


   8月28日
階級氏名試合結果対戦相手国
LW級成松 大介WP
4-0
イラク
1ラウンド目、長いリードパンチで仕掛けてくる。時々、相討ちだったりして、そのパンチを受ける場面が数回あった。成松も相手のストレートに対しかぶせて打ったり、左右の強烈なボディーアッパーを放ったりするが、相手も成松のガードの上から強いパンチを打ったり、左右のボディーアッパーを打ったり一進一退の状態だったが、主導権を持ってラウンドを消化した成松が、やや有利。

2ラウンド目、踏み込んでからのワンツーで、度々相手の顎があがる。完全に支配してる内容で進んでいたが、偶然のバッティングにより頭部をカット。出血もひどくストップとなった。
2ラウンドまでのポイントで勝利を収めた。

階級氏名試合結果対戦相手国
LF級和田まどかRSC
2R
北朝鮮
1R
開始と共に両者リードからの主導権の取り合い。
最初に仕掛けて来たのは北朝鮮選手で、いきなりの右ストレートからのコンビネーション連打。
和田選手も、応戦するがどうしても後手に回る印象になる。
中盤になってやっと和田選手らしい、リードスジャブからの左ストレートカウンターをヒットさせるが、それでも前へ出て打ち合いに来る北朝鮮選手に和田選手も打ち合いを挑むが、パワーの差が出て押され気味の打ち合いになる。
後半両者押し合いになりレフリーからお互いにホールドの注意が入るが、それでも強引に押して来る北朝鮮選手になかなかペースが握れないままゴングを迎える。
このラウンド北朝鮮選手。

2R
開始と共に両者打ち合いになる。
和田選手も右フックで回して相手の動きを止めようとするが、手数や気迫で勝る北朝鮮選手に、少しづつベースを握られる。
和田選手が北朝鮮選手の頭突きが顎に当たりバランスを崩し膝つく。
レフリー見えておらず、スリップとして扱う。
ジャッジからベッドが顎に当たったと指示されるが聞いておらずそのまま続行。
中盤打ち合ったところで北朝鮮選手の右フックが僅かに早く当たり、和田選手にスタンディングカウントが入る。
ボックス後、打ち合いになるが何故かレフリーがストップしカウントを数える。
和田選手も、効いていないとアピールするがそのままカウント。
2回目のボックス後、打ち合いになったところでまた、スタンディングカウントが入りRSCを宣告され2RRSC負けになる。
和田選手は体重も余裕があるし、この階級ではパワー不足なのでもっと筋トレをして身体作りをしなければ世界では勝てないと感じました!
テクニックでは世界でもトップを狙える力を持っており、今後の内容の有るトレーニングと精進に期待したい!

戦評:樋山 茂


   8月31日(準決勝)
階級氏名試合結果対戦相手国
LW級成松 大介WP
0-5
ウズベキスタン

ライトウェルター級サウスポー成松選手対世界選手権大会銀メダリストオーソドックスのウズベキスタン戦
頭頂部の裂傷にもめげず、1Rから積極的に体を振って前へ出てウズベキスタンにプレスをかけながら2人が成松のポイントをつける内容。
2Rウズベキスタンが前へ出てプレスをかけながら出て来たので少しウズベキスタン有利の展開。
3Rも両者打ち合いの展開が多く、一人が成松選手に10点をつけてくれるが、やはりウズベキスタンのプレスが強く成松選手もなかなかペースを作れなかった。
しかし、怪我で出場が危ぶまれる中JOC中島ドクターの治療の甲斐有っての出場は成松選手の勝ちたいと言う気持ちと日本ボクシングの為にも出て試合をすると言う強い意識の賜物であると感じた。
28が29が3人と善戦したと思う!
関係者はじめ応援して頂いた全ての方にお礼と感謝を申し上げたい。

戦評:樋山 茂


世界選手権銀メダリストのウズベキスタン選手と対戦。1ラウンドから、臆することなく、リードパンチから仕掛けていく。相討ちの時も、止めながら打って、やや有利。成松の強いボディーアッパーも度々ヒットし、相手の動きにブレーキがかかる。2人のジャッジが成松を支持した。
2ラウンド、前半迄は1ラウンド同様の展開するも、中盤以降に、相手の左を3~4回もらってしまう。終了間際に巻き返しを図るも、印象悪くこのラウンドはジャッジ5人が相手に付けた。
3ラウンド目、勝負を懸けて挑んだラウンドは、ゴング早々プレッシャーをかけ、相手のパンチもよくかわして攻撃した。ボディーが効いてきたのか、相手選手はクリンチが多くなり、時間を気にするようになってきた。このラウンドの打ち合い、ヒット数も成松と思われるも、1人のジャッジしか支持してもらえず、5ー0のポイント敗けとなった。
勝負には敗けたが、一昨日の大出血から、色々と手当てをして頂き、リングに上がれて、試合できた事に心から感謝申し上げます。

戦評:本 博国

5総合結果
銅メダル成松大介
 自衛隊体育学校


以 上
 
文責 及川雄太(事務局担当)

2018 AIBA世界ユース選手権大会の戦評について(報告)

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟

2018 AIBA世界ユース選手権大会の戦評について(報告)

 標記のことについて,下記のとおり,ご報告いたします。


1 試合期間  平成30年8月20日(月)~31日(金)

2 開催国名  ハンガリー(ブダペスト) 時差:日本-7時間

3 派遣選手団
役 職氏 名備  考
監 督小山田 裕二 AIBA3スターコーチ・JOCオリンピック強化スタッフ・駒澤大学
コーチ川島 弘行 AIBA1スターコーチ・JOC強化スタッフ・作新学院
コーチ須佐 勝明 JOC強化スタッフ・自衛隊体育学校
トレーナー寺中 靖幸 JOCオリンピック強化スタッフ・自衛隊体育学校

階 級氏 名所 属
男子ライトフライ級
政所  椋
王寺工業高等学校
穴口 一輝
芦屋学園高等学校
堤 龍之介
日章学園高等学校
田中  空
武相高等学校
宇佐美 正 パトリック
興国高等学校
男子ミドル級
須永 大護
駿台学園高等学校



女子ライトフライ級
岩田 吏加
芦屋大学
女子フライ級
木下 鈴花
米子南高等学校
女子フェザー級
入江 聖奈
米子西高等学校

4 試合戦評
   8月21日
階級氏名試合結果対戦相手国
男子LF級政所 椋WP
5-0
スリランカ
1R
政所は長身のサウスポー相手に積極的に攻撃を仕掛ける。左ストレートから右ストレートをヒットし試合をコントロールする。相手も必死に反撃してくるが、政所はサイドステップでクリーンヒットを許さない。政所のラウンド。

2R
変わらず政所は右ストレートをヒットしポイントをピックアップしていく。相手も長い左ストレートを伸ばし抵抗するが、政所はペースを崩さず、時折相手をロープに詰め連打し印象付ける。このラウンドも政所のラウンド。

3R
政所は少し疲れが見え動きが止まる。それでもペースを崩さず攻撃を仕掛け右ストレートをヒットし、ラウンドを支配する。相手も疲れが見え、政所の右ストレートがまともにクリーンヒット。スタンディングダウンを奪い、勝負を決定付けた。
30-26が2人、30-27、29-28、29-27の5-0WP勝ち。試合開始時間が1時間以上も遅れるアクシデントに見舞われながらも、日本選手団の初陣を見事勝利で飾ってくれた。
戦評:小山田

階級氏名試合結果対戦相手国
男子F級穴口 一輝WP
1-4
ルーマニア
1R
相手はオーソドックススタイルで左右フックを強打しながら前に前に攻めてくる。これに対し穴口はステップワークを駆使しサークリングしながら得意の左ストレートを放ちヒットさせる。相手はなりふり構わず左右を強振し前に出て来るが、穴口もロープを背にしながらも反撃する。ラウンド中盤、穴口が良いタイミングで左ストレートをヒットしスタンディングダウンを奪う。その後、変わらず相手の強い攻撃に手を焼きながらも左ストレートをヒットし相手の顎を上げる場面を作る。穴口のラウンドか。

2R
相手は更にプレスを強め、左右フックを強振してくる。穴口は徐々にペースダウンしロープを背に相手の左右フックを被弾する場面が増える。その後も穴口は、ステップワークで左右に動き時折左ストレートをヒットするが、相手のプレスが強く中々思うように動けない。相手のラウンドか。

3R
穴口は、変わらずプレスをかけ攻め込んでくる相手に対しロープを背にする場面が増える。疲れも見え、相手の攻撃をかわしきれずにヘッド、ホールドの注意を受けてしまい、バランスを崩しスリップする場面が増える。しかし、穴口は最後の力を振り絞り、ステップワークから左ストレート、左アッパーを放ち抵抗する。相手は最後まで攻撃の手を緩めず左右フックを強振する。相手がラウンドを支配し続ける中、試合終了。27-30が3人、28-29が1人、29-28が1人の1-4WP負けであった。穴口は非常にポテンシャルが高く、勝てない相手ではなかっただけに非常に残念な敗戦となった。今後は今回の敗戦を生かし、3分3ラウンド耐え得るスタミナを強化し、更なるレベルアップに期待したい。
戦評:小山田

階級氏名試合結果対戦相手国
男子W級宇佐美 正 パトリックWP
4-1
キルギス
1R
サンスポーの相手に対し、リードをついてペースをつかむ。相手が攻撃してくるところに、右ストレートをヒットさせ、主導権を握った。中盤以降も右ストレートと、アッパーボディを的確に当て、宇佐美がラウンドを支配した。

2R
開始早々に相手が攻撃を仕掛けて宇佐美の距離をつぶしてきた。しかし、宇佐美もそれに応じて撃ち合いの展開になる。中盤に相手の頭が宇佐美の目の上にぶつかり、注意がはいる。かなり痛がっていたが、一歩も引き下がらないで両者撃ち合いをする。互角のラウンドになる。
3R撃ち合いで気持ちが高ぶっていたので、セコンドから落ち着いて、集中しようと指示され、序盤はリードをついて冷静に試合を展開させた。相手は、勝負にかけてきて攻撃を仕掛けてくるが、ところどころに宇佐美のボディと右カウンターがヒットして主導権をとる。ラスト30秒では宇佐美が速いコンビネーションで攻撃をし、このラウンドを支配した。
WP勝ち
4-1(30-27 30-27 30-27 29-28 28-29)
戦評:川島


階級氏名試合結果対戦相手国
女子Fe級入江 聖奈WP
4-1
イングランド
1R
入江は長身オーソドックスの相手に対し、中々先手を取ることが出来ず攻めあぐねる。しかし、徐々に距離を潰しリードパンチから右ストレートをヒットし相手をロープに詰める。相手もリズム良く左リードパンチを繰り出し対抗するが、入江の力強い攻撃に対応できない。入江のラウンドか。

2R
このラウンドも相手の左リードパンチからの攻撃に先手を取られる。入江は相手が長身な為か攻撃する際に上体が浮いてしまい、軽いパンチではあるが被弾する。しかし、持ち前の気持ちとスタミナを生かし、右ストレートを好打し続け相手をロープに詰める。ラウンド終盤に盛り返し、攻勢をアピールした。入江のラウンド。

3R
入江も相手も疲れが見える。揉み合う場面が増え、入江は足が動かず相手に体を預けてしまいパンチが出ない。それでも揉み合いから離れた際に何度も右ストレートをヒットし、コーナー、ロープに詰めラウンドを支配する。最後の力を振り絞り左右連打で攻め抜き試合終了。29-28が2人、30-27が2人、28-29と相手を支持したジャッジが1人、4-1のWP勝ちであった。入江は昨年54kgで世界ユース銅メダルを獲得。実績と実力を兼ね備えている入江の次戦に期待したい。
戦評:小山田


   8月22日
階級氏名試合結果対戦相手国
男子L級堤 龍之介WP
5-0
オーストラリア
1R
オーソドックスの相手に対して堤選手は開始当初より積極的に前にでて回転の速いコンビネーション、特に左アッパー、左ストレートでポイントを量産して主導権を握る。
相手選手は時より強い右ストレートや左フックを打つ場面が散見されるが、堤選手はバックステップやガードを活用して主導権を許さない。終始前に出た堤選手がラウンドを支配する。

2R
開始当初、相手が前に出て距離を潰して攻撃するもコンビネーションも乏しく、打ち終わりに身体が流れているためポイントになりにくい。時より相手選手の強い右ストレートを貰うも、単発のパンチで後が続かない。堤選手は1ラウンドよりも冷静かつ軽快に左ストレート主体の回転の早いパンチを放ち、ロープに追い込む場面も多くポイントを量産しラウンドを支配する。

3R
相手選手はプレスを強めて引き続き攻撃してくるものの堤選手は冷静にステップとガードを活用して対応する。中盤、クリンチが増えお互い疲労が見えてくるも堤選手は気持ちが強く、身体が開いている時に被弾するも前に出て相手選手をロープに追い込む場面を作りラウンドを支配する。

WP勝ち
5-0

(30-27 30-27 30-27 30-27 30-27)
戦評:須佐


階級氏名試合結果対戦相手国
男子LW級田中 空WP
2-3
ブルガリア
1R
オーソドックスの長身の相手に対して田中選手は前進をして積極性とインパクトあるクオリティーブローで攻撃を仕掛ける。
相手選手はステップを活用して距離を図るも田中選手のプレッシャーとフェイントからの攻撃を捌けず、
田中選手の右ストレート主体の攻撃により主導権を握る。
中盤以降、時より田中選手は不意にパンチを貰う場面があるものの、上下のコンビネーション、カウンター攻撃により流れが変わることなくクオリティーブローを量産し、田中選手がラウンドを支配する。

2R
当初より1R同様の展開になる。
ステップを活用してリングを大きく活用する相手選手に対してボディのコンビネーション攻撃を仕掛け、相手選手のステップを止めてパンチをまとめる。
中盤以降、細かいパンチを非弾する場面があるものの、相手選手は徐々に疲労が見えクリンチで凌ぐ場面が多くなる。
このラウンドもクオリティーと積極性で僅かに田中選手の支配したラウンドか

3R
展開的には前ラウンドと変化することのない立ち上がりとなる。
相手選手はステップとクリンチを巧みに活用して田中選手のクオリティーブローを回避しつつ下がりながらのパンチで対応する。
田中選手はパンチを非打する場面が多くなるも、
コンビネーション、特に右ストレート、カウンターによりクオリティーブローの質が高い。
僅かに田中選手のラウンドか

WP負け
2-3
(28-29 28-29 29-28 29-28 28-29)
戦評:須佐


階級氏名試合結果対戦相手国
女子LF級岩田 吏加WP
0-5
タ イ
1R
オーソドックスの長身の相手に対して岩田選手はステップを活用してヒット&アウェーで攻撃を仕掛け、主導権を握る。これに対して相手選手は前進し踏み込んでの右ストレートでクオリティーブローを取る展開に。相手のフックと岩田選手の右ストレートの相打ちになる場面が多くそのままゴングがなり、若干クオリティーブローの数で岩田選手が主導権を握ったラウンドに。

2R
当初より1R同様の展開になる。岩田選手はステップを活用してワンツー主体で攻撃するも、踏み込みが浅くクオリティーブローにつながりにくいのに対し、相手選手は前進して力みのない右ストレート、フックの見栄えの良いパンチを放つ。岩田選手は中盤以降、失速しステップが止まり被弾する場面が多くなる。
ラスト30秒以降もポイントを挽回することが出来ずラウンドを支配される。

3R
試合展開を変えたい岩田選手であるが、スタミナの消耗により、持ち味のステップが無くなり、相手選手の右ストレート、ボディのコンビネーションを被弾する場面が多くなる。ラスト30秒、岩田選手はラウンドを取りにいくも印象の良いパンチを打つことができず、相手選手にラウンドを支配された。
WP負け
0-5
(28-29が2人、27-30が2人)
戦評:須佐


   8月23日
階級氏名試合結果対戦相手国
男子LF級政所 椋WP
0-5
プエルトリコ
1R
相手はオーソドックス。政所は開始と同時に左フック、右ストレートをヒットし幸先の良いスタートを切る。しかし、相手も早いステップを踏みながら長い左ジャブ、右ストレートを放ち主導権を渡さない。一進一退の攻防が続く中、政所は単発ではあるが相手をロープに追い込み右ストレートをヒットする。それに対し相手も政所の打ち終わりにコンビネーションブローをヒットさせる。やや相手のラウンドか。

2R
1R同様、相手は早いステップで政所の攻撃をかわしコンビネーションブローをヒットする。政所も負けじと前に出て左フック、右ストレートをヒットする。時折ロープに詰め連打するが中々有効打を奪えない。相手にやや疲れが見え、政所は更にプレスを強め攻撃するが、中々有効打を奪えない中ラウンド終了。互角のラウンド。

3R
政所は2Rの動きそのままに積極的に攻撃する。相手も変わらず必死にステップを踏みながら被弾を許さない。しかし、ラウンド中盤に差し掛かると疲れが見え、政所はチャンスとばかりにロープ、コーナーに追い込み連打し右ストレートをヒットする。相手も細かいコンビネーションブローで反撃するが、政所は被弾を許さない。政所が最後まで手を緩めず攻め続ける中、試合終了。政所のラウンドか。

結果、28-29が2人、27-30が3人と0-5のWP負けであった。南米選手独特のリズム、懐の深さで政所の攻撃を上手くかわされ的確なパンチをヒット出来なかった。しかし、政所は敗れはしたが、臆することなく攻撃を仕掛け素晴らしいボクシングをした。今後に繋がる試合内容であった。
戦評:小山田


階級氏名試合結果対戦相手国
男子M級須永 大護WP
3-2
オーストラリア
1R
サウスポーの長身の相手に対して須永選手は距離を取って駆け引きからのワンツー、ワンボディー主体でポイントを量産して主導権を握る。
相手選手もステップを活用してからのワンツー、フックで応戦するも須永選手はギリギリでかわし、ほとんど被弾することなく終始ラウンドを支配。

2R
開始当初、相手が前に出て距離を潰してワンツー、ジャブボディーで攻撃するも須永選手は避けながら右ストレートのカウンターやボディーの反撃で主導権を取らせない。
中盤以降も、須永選手のノーモーションのワンツー、右のカウンターの攻撃により印象が良い。
終始、須永選手はラウンドを支配。

3R
2Rに引き続き試合展開は変化することなく終始、須永選手はパンチを貰わずにノーモーションの攻撃により主導権を取る。
相手の選手のパンチをほとんど被弾することなく試合終了のゴング。

総括
相手選手のパンチをほぼ被弾することなく終了し、フルマークかと思われた試合であったが、何故か判定はスプリットであった。
WP勝ち
3-2

(30-27 29-28 29-28 27-30 28-29)


   8月24日
階級氏名試合結果対戦相手国
男子L級堤 龍之介WP
3ー2
ポーランド
1R
相手はオーソドックス。
開始と同時に駆け引きからのプレスを強め右フック、左ストレートをヒットし幸先の良いスタートを切る。相手も駆け引きからの早いステップを活用して左ジャブ、右ストレートを放つも主導権は堤選手。終盤も早いワンツーでポイントを獲得しクオリティーブローの数では堤が優勢か。

2R
1R同様、相手はステップを活用し遠距離からの攻撃に対して、堤選手はジャブや右ストレートのボディー攻撃で相手選手を後ろに下がらせ主導権を握る。時より相手選手の右ストレートを被弾する場面が散見されるも僅かに堤のラウンドか。

3R
堤選手は2Rに引き続き、積極的に前に出てプレスを掛ける。堤選手のワンツーや連打でロープ際に相手選手を詰めてボディー、ボディーからの上の返しでポイントを量産する。相手選手の足を止めさせ、ラウンド終了間際には左ボディーでノックダウンを奪い、終始ラウンドを支配したのは堤。

総括
堤選手は初めて拝見させていただいたが、好戦的であり、かつステップワークも活用できる万能な選手と感じた。試合内容としては、クオリティーブロー、積極性では相手選手よりも優勢と感じたもののジャッチは3-2のスプリット勝利であった。
結果 3-2WP勝ち
29-28 29-28 29-28 28-29 28-29
戦評:須佐


階級氏名試合結果対戦相手国
男子W級宇佐美 正 パトリックRSC
2R
アルジェリア
1R
相手はオーソドックス。開始と同時に駆け引きからのプレスを強め、ワンツーでポイントを獲得する。相手は宇佐美選手のパンチを警戒してか当初からホールドし、レフェリーに再三注意を受ける。引き続き下がる相手に対し宇佐美選手はワンツー、ボディー攻撃によりロープに追い込み、ボディー主体の攻撃でたたみかける。終盤、相手選手はホールドで減点され宇佐美選手優勢でラウンドを終了。

2R
1Rに引き続き、立ち上がりから宇佐美選手は積極的にプレスを掛け好戦的にクオリティーブローを獲得する。相手選手は、宇佐美選手のクリーンヒットで鼻血を出し一方的な試合展開になる。終盤、立て続けに宇佐美選手の右ストレート、ボディー攻撃でスタンディングダウンを2度奪い試合終了となった。

総括
試合の組み合わせに恵まれており、多くの試合ができ経験を積むにはとても良い機会ではないか。試合内容としては、キレのあるパンチでとても印象の良い、クオリティーブローとして取りやすいパンチを放つ印象を受けた。ただ、どのパンチも距離が近いため、遠距離での戦い方を今後覚える必要がある。
結果 2R RSC勝ち
戦評:須佐


階級氏名試合結果対戦相手国
男子M級須永 大護WP
2-3
メキシコ
1R
オーソドックス同士の対決。長身の相手に須永がリードを打ち込む。しかし、相手の懐が深く、クリーンヒットを奪えない。お互い離れた距離での攻撃で展開される。中盤に相手が長いリードと素早いコンビネーションを打ち込み、須永の顔面にヒットさせる。須永も右ストレートをカウンターでヒットさせる。決め手はなかったが、要所でしっかりと打ち込んでいた相手のラウンドになる。

2R
開始から1Rと違い積極的に須永が攻撃を仕掛ける。中盤までは、相手も須永の動きに対応していたが、徐々に疲れが見え始め、後退する場面が多くなる。須永が一層プレスを強め、ロープに追い込みクリーンヒットを奪う。相手は鼻血がでる。終盤には相手が崩れ落ちることもあり、須永優勢にラウンドが終わる。

3R
2Rの流れを断ち切らないように、ゴングと同時に須永が攻撃を仕掛ける。相手はところどころに攻撃をしてくるが、須永の力強い攻撃にコーナーに追い込まれる。また鼻血がでて、ストップがかかる。終盤お互いに最後の力を振り絞り、足を止めて撃ち合いになり、攻防一体の展開になり、ラウンドが終了する。常に攻撃を仕掛けていた須永のラウンドになる。
2-3WP負け(29-28 29-28 29-28 28-29 28-29)
2R以降は完璧に須永のラウンドだった。特に3Rに4人が須永につけているのにもかかわらず、アメリカがメキシコにつけていた。本当に納得のいかない負けになってしまったが、重量級にもかかわらず、力負けもせずに連闘で戦えたことは今後に期待がもてる。
戦評:川島


   8月25日
階級氏名試合結果対戦相手国
女子Fe級入江 聖奈WP
5-0
メキシコ
1R
相手はサウスポー。入江は開始と同時にリズム良く左ジャブ、右ストレートをヒットし主導権を握る。相手は入江のパンチを警戒してか中々打ってこない中、入江は積極的に攻撃し続け左右ストレート、左フックを好打しポイントをピックアップ。全く相手のパンチを被弾することなくラウンド終了。入江のラウンド。

2R
入江は1R同様に攻撃の手を緩める事なく左右ストレートに左フック、右アッパーを交えポイントをピックアップしていく。完全に試合をコントロールしダウン寸前に追い込むが、中々決定打を奪えない。このラウンドも相手は攻撃の数が少なく、入江はほとんどパンチを被弾する事なくラウンド終了。入江のラウンド。

3R
最終ラウンドも入江は積極的に攻撃をしかけ、左右ストレート、左フック、右アッパーを好打する。ラウンド中盤に左右ストレート連打でスタンディングダウンを奪う。その後、攻撃し続けるが相手の粘りもありダウンを追加する事ができない。入江もさすがに攻め続けたことから、やや疲れが見え、相手の反撃を食らうも、最後まで攻め続け試合終了。
30-25が3人、30-26が2人の5-0WP勝ち。完勝であった。次戦はメダルをかけた戦いとなる。今回のように冷静に且つ積極的な戦いを期待したい。
戦評:小山田


   8月26日
階級氏名試合結果対戦相手国
男子L級堤 龍之介WP
0-5
タ イ
1R
相手はオーソドックススタイル。お互いが遠距離での駆け引きからの立ち上がり。
突破口を開いたのは堤選手。ワンツーフックでパンチをヒットさせ主導権を獲得しようとしたが、相手選手もワンボディー主体の攻撃を組み立て、直ぐに主導権を獲得する。
特に真っ直ぐ伸びる右ストレートボディーは強烈かつ見栄えがとても良い。堤選手を下がらせ、プレスを強める。
相手選手のラウンド

2R
開始当初から堤選手はプレスを掛けるも相手選手のボディーが強烈で下がらせられる。
堤選手のワンツーが当たるも相手選手は直ぐに建て直してカウンターで応戦して顔をはね上げさせられる。距離を縮めたい堤選手だが右カウンターやボディー、ステップワークにより、なかなかクオリティーブローが取れないままゴング。

3R
2Rに引き続き堤選手は相手選手に素早いワンツー、フックで前進するも力みがまだ取れず身体が開き、逆にカウンター攻撃により被弾する。時より相手選手をロープに積めるもクリーンヒットがなかなか取ることができない。そんな中お互いが疲労が少しみえるようになりクリンチワークが多くなる。
ポイントを思うように取れずそのままゴング

結果、27-30が2人、26-30が2人、25-30が1人、0-5のWP負けであった。

総括
相手選手は試合慣れをしておりかつ強烈なパンチ、匠なフットワーク等、レベルが高い選手であった。しかしながら堤選手も強敵相手に怯むことなく前にでる気迫を感じた。今後に期待。
戦評:須佐


階級氏名試合結果対戦相手国
男子W級宇佐美 正 パトリックWP
3-1
ウズベキスタン
1R
相手はオーソドックス。宇佐美は開始早々、左ジャブを放ちリズムを掴む。相手はフィジカルが強く左右フックを放ち強引に攻めてくる。宇佐美は相手の強引な攻撃をステップワークを使い被弾を許さない。相手の出鼻に右ストレートをヒットしラウンドを支配。宇佐美のラウンド。

2R
宇佐美は変わらずステップワークを駆使し相手の強引な攻撃を交わし、落ち着いて対処する。相手も疲れが見え、ホールド、プッシュが多くなり注意が入る。宇佐美は接近戦からの離れ際に右ストレートをヒットしラウンドを支配。更に相手が前に出てもつれ合い宇佐美が投げられスリップ。ここで相手にワーニング。ラウンド終盤は強いフィジカルを生かし相手が前に出て来るが、宇佐美は冷静に対処し出鼻に右ストレートをヒットする。宇佐美のラウンド。

3R
最終ラウンドも2R同様に相手が前に出てくる。宇佐美は左ジャブ、右ストレートで迎え撃つ。接近戦になると細かい連打、サイドステップから左右フック、右ストレートを好打する。しかし、フィジカルが強い相手に対し中々見栄え良くパンチをヒット出来ない。一進一退の攻防が続く中、最後まで宇佐美は冷静に対処し、試合終了。
29-27が2人、27-29、28-28、30-26、3-1WP勝ち。メダルを確定させた。宇佐美は冷静に相手の出方に対応し、常に自分のリズムで試合を進めた。
戦評:小山田


階級氏名試合結果対戦相手国
女子F級木下 鈴花WP
0-5
アメリカ
1R
相手はオーソドックススタイルだが時折サウスポーにスイッチし攻撃を仕掛けてくる。木下は開始と同時に攻撃を仕掛け、右ジャブから左ストレートをヒットし幸先の良いスタートを切る。相手はさほどスピードもなく手数も少ない。中盤から終盤にかけても木下は積極的に攻撃を仕掛け左ストレートをヒットしラウンドを支配する。木下のラウンド。

2R
木下は1R同様に積極的に攻撃を仕掛ける。しかし、1Rを落としたとみた相手はプレスをかけ接近戦から回転の早いコンビネーションブローで攻撃してくる。ここで木下は足を止め打ち合い、パンチを被弾し顔が上がりポイントを奪われる。その後、一進一退の攻防が続きラウンド終了。相手のラウンドか。

3R
木下は変わらず積極的に攻撃を仕掛ける。ロングレンジ、ミドルレンジでは木下の左ストレートが再三ヒットするが、ショートレンジになると相手が上手でコンビネーションブローにより、パンチを被弾してしまう。木下は足を使いたいところだったが、相手のショートレンジに付き合ってしまう。しかし、終盤に相手も疲れが見え、下がったところに木下の左ストレートが立て続けにヒット。これに乗じて木下は攻撃の手を休めず前に出るが、逆に相手の早いコンビネーションブローを被弾してしまう。お互い死力を振り絞り最後まで手を出し続け、試合終了。

結果、28-29、0-5のWP負けであった。最終ラウンド残り約15秒での打ち合いが勝敗を分けたかのように感じた、非常に僅差の戦いであった。相手の試合運び、冷静さが一枚上手であったか。木下はパンチ、気持ちが強く、非常にポテンシャルの高い選手である。今回のこの負けを無駄にせず、今後に繋げてくれることを期待したい。
戦評:小山田


   8月27日
階級氏名試合結果対戦相手国
女子Fe級入江 聖奈WP
5-0
スロバキア
1R
相手は長身のサウスポースタイル。開始当初、相手はステップを活用して距離を計るも、入江選手の素早いインステップからのワンツー、ワンツーフックが再三ヒットし主導権を獲得する。なおも相手選手はステップを活用して後退しながら左カウンター、フックで対抗する。時より被弾する場面を見せるが、入江選手も相手のパンチに対して右カウンター、左フックを被せロープに追い込む。
終始主導権を獲得した入江選手のラウンドか。

2R
引き続き1Rと同様な展開になる。入江選手は更にプレスを強め相手選手のスタミナを奪いながらワンツー、ツーフック等でポイントを奪う。相手選手に疲労が見え距離が近くなると供にホールドが多くなるが、入江選手は近距離ながらも離れ際に左フック、ボディーでポイントを獲得し印象が良い。終始、前でボクシングを展開した入江選手のラウンドか。

3R
相手選手はツーフックやワンツーを打つがクリンチワーク、頭から入江選手に突っ込む回数が多くなる。更に足が止まりはじめ、入江選手のワンツーやツーフックが綺麗に当たる。中盤以降、相手選手のフックでまわされる場面があり見栄えが悪い部分もあるが終始主導権を獲得した入江選手のラウンドか。

入江選手は昨年に引き続きメダルを確定した。今日までに3戦したが、最初の2戦は2R後半から急激に失速する場面があったが、今日の試合では最後まで戦えていた。次戦もスタミナ配分までしっかり調整して、より高いレベルで戦って貰いたい。

結果
‭29-28が4人、30-27が1人‬、5対0WP勝ち。


   8月28日(準決勝)
階級氏名試合結果対戦相手国
男子W級宇佐美 正 パトリックWP
1-4
ロシア
1R
相手は長身のオーソドックススタイル。
開始当初、相手選手はステップを活用して距離を計り、宇佐美選手は追う展開になり緊迫した駆け引きから始まる。突破口を形成したのは宇佐美選手。積極的にワンツー、ボディーでポイントを獲得。時より相手選手のタイミングをずらした右ストレート、スイッチした瞬間からのワンツーで被弾する場面があるも遠距離、接近戦でラウンドを支配した宇佐美選手か。

2R
当初1Rと同様な展開になるが、宇佐美選手は更にプレスを強め前に出るも、相手選手の不意の右ストレート、左フックを被弾すると同時に焦りが見えはじめ、パンチと一緒に身体ごと前に出て、更にまとめられたパンチを被弾してしまい印象が悪い。ポイントを奪われた宇佐美選手は作戦を変えて、時よりスイッチをして攻めるが相手の巧みな攻撃、クリンチワークにより上手くかわされ、なかなか相手を捕まえられないままゴング。相手選手のラウンドか。

3R
2Rと同様に相手選手はステップを上手く活用し右ストレート、スイッチからのジャブ、フック等でポイントを冷静に獲得する。宇佐美選手も反撃に出るが、焦りからか2R同様にパンチが大振りになりポイントを獲得しずらい展開に。引き続き宇佐美選手は、速いツーフックやワンツーを打つがクリンチワークで上手く回避される。最後までクリンチワーク、巧みなフェイントで支配した相手選手のラウンドか。
結果
28-29、27-30、28-29、28-29、29-28、1対4 WP負け

初出場の宇佐美選手は、日本史上初のユース世界選手権で銅メダルを獲得した。
しかしながら準決勝での宇佐美選手の試合は、1Rを優勢に進めたにも関わらず、2Rから焦り始め自分のボクシングスタイルで試合ができなくなるという精神面の弱さも持っており、今後は技術、体力面に加えて精神面も鍛えていく必要があるのではないか。
戦評:須佐


階級氏名試合結果対戦相手国
女子Fe級入江 聖奈WP
0-5
クロアチア
1R
相手は長身のオーソドックススタイル。
開始当初から相手選手はインステップからノーモーションの伸びのあるワンツーを主体に主導権を獲得する。入江選手も主導権を奪回するべく左ストレート、ワンツー、素早いコンビネーションで対応し相手をロープ際に追い込むシーンを作る。一進一退であるが、僅かにクオリティーブローの数、支配感で相手選手のラウンドか。

2R
ラウンド開始当初、入江選手は前進して素早いステップから伸びる左ストレート、ワンツー、フックで主導権を奪回しようとする。相手選手も押し気味、スラッピングのパンチながら反撃してくる。後半、お互いが疲労で足が止まり、近距離で打ち合いクリンチワークが多くなる。入江選手は前で攻撃し、見栄えが良いコンビネーションでポイントを量産して山場を作る。クオリティーブローの数で入江選手のラウンドか。

3R
2Rと同様に一進一退の攻防の中で、流れは入江選手に傾いていた。しかし中盤、ロープ際でストップがかかり、相手選手がプッシュをしたので、それに対する注意かと思いきや、相手選手の押し気味の右ストレートで、まさかのスタンディングダウンを取られる。その後、再び足が止まり一進一退の打ち合いとなる中、入江が右ストレートを好打する。お互い疲労が見えるが、入江の右ストレートが更にヒットし相手がグラつく。ストップがかかり、入江がダウンを奪ったかに見えた。しかし、相打ちだったせいか、ここでも入江にスタンディングダウンが宣告されカウントが入る。相手選手は再度スタンディングダウンを奪ったことによって復活し、攻撃の手を緩めない。逆に入江も粘り強く左右ストレートをヒットする。一進一退の攻防が続く中、試合終了のゴング。僅かに相手選手のラウンドか。
結果、27-30が3人、28-29が2人の0-5WP負けであった。

入江選手は去年に引き続き、2回目のユース世界選手権大会で堂々の銅メダルを獲得した。決勝までの道のりは長いものではなく、準決勝の相手選手にはあと一歩のところであった。今後は、入江選手の持ち味である直線的な戦いだけでなく、サイドステップ等を最大限に活用し相手を引き込んでからの攻撃が必要ではないか。また、見栄えの良いパンチの追求をし、どんな距離や位置でも戦える選手に進化してもらいたい。エリートでの活躍を大いに期待する。
戦評:須佐

総合結果
銅メダル
男子ウェルター級宇佐美 正 パトリック興国高等学校
女子フェザー級入江 聖奈米子西高等学校



以 上
 
文責 及川雄太(事務局担当)
プロフィール

JBAF

Author:JBAF
日本ボクシング連盟公式ブログです。
各種お知らせ,ご連絡等を掲載しております。
日本連盟HP http://jabf-kizuna.com/
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