2015 タンペレ国際トーナメントについて①(報告)

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟
会 長   山 根  明

2015 タンペレ国際トーナメントについて①(報告)

 標記のことについて,下記のとおり,派遣選手団のご紹介を行わせていただきます。また,試合結果及び試合組み合わせ,戦評を鶴木監督及び小山田コーチより,ご連絡いただきましたので,ご報告いたします。


1 試合期間  平成27年11月19日~11月22日

2 試合国名  タンペレ(フィンランド)

3 日本選手団
2015タンペレ派遣役員
役職氏  名備  考
監 督鶴木 良夫 日本連盟理事・新潟県連盟理事長
コーチ小山田 裕二 AIBA3スターコーチ・JOC強化コーチ
コーチ松隈 圭造 JOC強化コーチ・福岡県連盟

国際審判員
階級氏 名
所  属
国際審判員佐々木 靖孝AIBAツースター審判員

出場選手
階級氏 名
所  属
LF級稲嶺 光紀 東洋大学
F 級芝  力人近畿大学
B 級金中 竜児駒澤大学
L 級保坂  剛駒澤大学
LW級鈴木 雅弘東京農業大学
M 級神崎 敦志近畿大学

4  試合結果
階級氏名試合結果対戦相手
LF級稲嶺 光紀1-2AHMED Aqeel(スコットランド)
LW級鈴木 雅弘1-2NYEKI Georgian(ハンガリー)
M 級神崎 敦志0-3MBILLI.A.H.Christian(フランス)

5 戦評(19日)
49kg 稲嶺(東洋) 1回戦 対SCO(スコットランド)
1R
稲嶺は開始から積極的に攻撃を仕掛け、主導権を握る。右ジャブからの左ボディーストレートをヒットし、相手をロープに詰める。オーソドックスの相手も下がりながら左右フックを強振し抵抗するが、稲嶺の積極性、クリーンヒットが勝り稲嶺のラウンドか。
2R
1R同様に稲嶺は積極的に攻撃を仕掛ける。稲嶺はワンツー、左ボディーストレート、左ボディーアッパーをヒットし、優位にラウンドを進める。相手も、稲嶺の打ち終わりに、ややスラッピング気味の左右フックを強振し、ロープに詰まりながらも抵抗する。稲嶺はこのスラッピング気味の右フックを受け、ラウンド終了間際に左目尻をカットしてしまう。
3R
稲嶺の左目尻の傷は、出血も止まりさほど影響なくラウンドは進む。稲嶺は変わらず積極的に攻撃を仕掛け、ワンツー、左右アッパーボディーから連打し相手をロープに詰める。相手も変わらず左右フックを強振し抵抗する。稲嶺は疲れからか、打ち終わりに右フックを数発被弾する場面もあったが、最後まで手を休めることなく攻め続け、ラウンドを支配し、試合終了。
しかし、採点は相手を支持し1-2のスプリットによるWP負けであった。
常に積極的に攻撃を仕掛け、攻勢に試合を進めていただけに悔やまれる敗戦となった。稲嶺は攻撃の後に体が開き止まってしまう場面があり、そこに相手が右フックを合わせてきていた。それが採点に影響したのではないか。今後、今大会での経験を無駄にする事なく、さらなる成長を期待したい。

64kg 鈴木(東農大) 1回戦 対HUN(ハンガリー)
1R
鈴木は左ジャブを多用し積極的に攻撃を仕掛ける。しかし、ガードを固めてプレスを強めてくる相手に対し、中々クリーンヒットを奪う事が出来ない。少し硬さが見え、後手になる場面が多い。相手も機を見て、攻撃を仕掛けてくる。鈴木の左ボディーアッパーがヒットしロープに詰める場面もあったが、やや相手のラウンドか。
2R
鈴木は1R同様に左ジャブを多用する。相手も変わらずガードを固め、プレスを強め、機を見て攻撃してくる。お互いクリーンヒットが少ない中、鈴木の左カウターがヒットしダウンを奪ったかに見えたが、スリップと判定される。やや鈴木のラウンドか。
3R
鈴木はガードを固めて出てくる相手に、後手になる場面が多い。中々、左ジャブから次への攻撃に転ずる事が出来ない。相手は鈴木より背が低い事もあり、疲れからか、頭の低さが目立つ。しかし、レフェリーは注意を与えない。鈴木も相手の頭の低さをやり過ごす事が出来ずに、逆にホールドの注意を受ける。一進一退の状態が続き、お互いクリーンヒットが少ないまま試合終了。
採点は相手を支持し1-2のスプリットによるWP負けであった。稲嶺に続き、スプリットでの悔しい敗戦となった。鈴木も左ジャブを多用し、試合を支配していたかに見えたが、単発な攻めになってしまった事は否めない。鈴木は、ボクシング経験も長く、高いポテンシャルを持っている。この経験を無駄にする事なく、更なる成長に繋げてもらいたい。

75kg 神崎(近大) 1回戦 対FRA(フランス)
1R
神崎はガードを固め、左右ストレートを放ち積極的に攻撃を仕掛ける。相手もガードを固め左右フック、左右ボディーアッパーを放ち反撃してくる。神崎は相手のパワーに押され、下がりながらも攻撃の手を休めない。しかし、クリーンヒットを許す場面が多く、ラウンド終了。
2R
1R同様に相手はガードを固め、攻撃を仕掛けてくる。神崎は疲れが見え、中々反撃する事が出来ない。ロープを背負う場面が増え、左右フック、左右ボディーアッパーをヒットされ苦しい場面が続く。ラウンド終盤に神崎の手が止まり、左右フックをガードの上からであったがヒットされ、スタンディングダウンを奪われる。
3R
神崎は劣勢を挽回しようと積極的に攻撃を仕掛ける。相手は余裕を見せる中、ガードが下がった隙をつき、神崎の左右ストレートがヒットするが形勢を逆転するほどの攻撃とはならない。しかし、神崎は最後まで諦める事なく、体力、気力を振り絞って攻撃し続けた。
採点は0-3と相手を支持しWP負けであった。
神崎は途中、厳しい場面もあったが最後まで諦める事なく試合を終えた。攻撃力、パワー等、全てにおいて相手が上手であった。まだ若く経験が浅い神崎にとって、貴重な経験となったのではないか。この経験を無駄にするかとなく、今後の成長に期待したい。

6 試合組合せ
階級氏 名
対戦相手(国名)試合日
F 級芝  力人TBD21日
B 級金中 竜児McGOLDRICK Sean(ウェールズ)21日
L 級保坂  剛NAIDURALAGE.G.S.Jayaweer(スリランカ)20日

以 上

文責 佐藤征治

2015 タンペレ国際トーナメントについて②(報告)

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟
会 長   山 根  明

2015 タンペレ国際トーナメントについて②(報告)

 標記のことについて,下記のとおり,試合結果及び試合組み合わせ,戦評を鶴木監督及び小山田コーチより,ご連絡いただきましたので,ご報告いたします。


1 試合期間  平成27年11月19日~11月22日

2 試合国名  タンペレ(フィンランド)

3  試合結果
階級氏名試合結果対戦相手
L 級保坂  剛1-2NAIDURALAGE.G.S.Jayaweer(スリランカ)

4 戦評(20日)
60kg 保坂(駒澤) 1回戦 対SRI(スリランカ)
1R
サウスポーの保坂は右ジャブ、ワンツーストレート、左ボディーストレートをヒットし主導権を握る。相手はなす術なく、時折左右フックを強振してくるが、保坂はステップワーク、ブロッキングでやり過ごす。常に先手を取り、相手をロープに詰める場面を作るなど保坂優勢のままラウンド終了。
2R
保坂は1R同様に右ジャブを使い、フェイントを駆使しながら攻撃する。相手の左右フックをやり過ごし、左カウター、左ボディーストレートをヒットし優位にラウンドを進める。相手は保坂の早い動きについて行けず、下がりながら左右フックを強振するのが精一杯。保坂は相手の攻撃をかわし、パンチを被弾する事なく、ラウンド終了。保坂のラウンド。
3R
保坂は相変わらず先手を取り、積極的に攻撃を仕掛ける。相手は疲れからか、攻撃がより一層ラフになり、保坂に身体を預ける場面が多くなる。保坂もこの場面から次への攻撃に転ずる事が出来ず、2Rまでのようにクリーンヒットを奪えない。それでも相手の打ち終わりに左カウターをヒットし、ロープに詰める場面を作る等、優位にラウンドを進めて試合終了。
誰もが保坂の勝ちを疑わなかったが、まさかの1-2スプリットによるWP負けであった。保坂は常に先手を取り、効果的にパンチをヒットしポイントを奪っていたかに見えたが、評価されなかった。それより、相手のガードの上や肩にヒットしたラフな左右フックが評価されたのか。保坂は、この結果を受け入れ、何が足りず勝利に繋がらなかったのかを再分析し、今後に生かし成長してくれる事を期待したい。

5 試合組合せ
階級氏 名
対戦相手(国名)試合日
F 級芝  力人AYIGAH Dodji(ベルギー)21日
B 級金中 竜児McGOLDRICK Sean(ウェールズ)21日

以 上

文責 佐藤征治

2015 タンペレ国際トーナメントについて③(報告)

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟
会 長   山 根  明

2015 タンペレ国際トーナメントについて③(報告)

 標記のことについて,下記のとおり,試合結果及び試合組み合わせ,戦評を鶴木監督及び小山田コーチより,ご連絡いただきましたので,ご報告いたします。


1 試合期間  平成27年11月19日~11月22日

2 試合国名  タンペレ(フィンランド)

3  試合結果
階級氏名試合結果対戦相手
F 級芝  力人1-2AYIGAH Dodji(ベルギー)
B 級金中 竜児1-2McGOLDRICK Sean(ウェールズ)

4 戦評(21日)
52kg 芝(近大) 準決勝 対BEL(ベルギー)
1R
芝は長身サウスポーの相手に対しプレスをかけ攻める。それに対し、相手はジャブを出しロープ際をサークルしながら逃げ回る。芝は時折相手をロープに詰め、左右ボディーアッパー、左右フックを放つが、逃げられ追撃出来ない。相手も必死に対抗する。お互いクリーンヒットが少ないままラウンド終了。
2R
芝は更にプレスを強め、相手のジャブの打ち終わりに左フックから右フック、左右ボディーストレートを放つ。相手はジャブからの左右ストレートを放ちながら、相変わらずロープ際をサークルする。芝は、相手の懐の深さからか、中々次への攻撃に転ずる事が出来ない。それでも機を見てロープに詰め、左右ボディーアッパーから左右フックを放ち、ポイントを奪う。
3R
芝がプレスをかけ、相手がジャブを出しながらサークルする展開は変わらない。芝は時折相手をロープに詰め左フックから右フックに繋げポイントを奪う。相手も、必死にサークルしながら芝の攻撃を回避し、離れ際に左右ストレートで対抗する。芝はラウンド終盤、疲れからか中々手を出し、攻撃を仕掛ける事が出来ない。しかし必死に相手をロープに詰めパンチをまとめ、常に攻撃を仕掛ける。一進一退の攻防が続く中、試合終了。
芝は2R、3Rと相手をロープに詰め攻勢かと思われたが、採点は0-3と相手が支持されWP負けであった。
芝は常にプレスをかけ、攻撃を仕掛けたが、懐深い相手に攻め抜く事が出来なかった。今大会の経験を無駄にする事なく、今後の成長の糧としてもらいたい。

56kg 金中(駒澤) 準決勝 対WAL(ウェールズ)
1R
金中は早いステップを使い攻撃を仕掛ける。しかし、相手のプレスを受け中々クリーンヒットを奪えない。相手は金中の打ち終わりを狙い、浅いパンチではあるが左ジャブ、左右フックをヒットする。やや相手優勢のラウンドか。
2R
金中は1R同様早いステップからの攻撃を仕掛け、左ジャブ、ワンツーがヒットし始める。相手は相変わらずプレスをかけ、金中の打ち終わりに左右フックを合わせてくる。一進一退の攻防が続く中、金中は早いステップの出入りから右ボディーストレートをヒットする。しかし、次への攻撃に繋げる事が出来ず、後手になる場面があり完全にラウンドを支配する事が出来ない。やや金中優勢のラウンドか。
3R
金中は1、2R同様、早いステップからの左ジャブ、ワンツーを放つ。相手は少し疲れが見えながらも、金中の打ち終わりに左右フックを合わせてくる。金中のワンツー、右ボディーストレートがヒットするが、相手もプレスを強め、金中に思うような動きをさせない。金中のスピードを生かした動きと相手のプレス、タイミングの良い左右フックが行き交う中、試合終了。やや金中優勢のラウンドか。
しかし、採点は相手を支持し1-2のスプリットによるWP負けであった。
金中はスピードを生かしたボクシングを展開したが、攻撃が単調になり、後手になる場面が目立った。金中のスピードを封じ込め、タイミングの良い左右フックをヒットした相手が上手であったか。金中は今大会を通じ、何が自分に不足しているかを再確認する事が出来たのではないか。この貴重な経験を無駄にする事なく、今後の成長に繋げてもらいたい。

以 上

文責 佐藤征治

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