ASBCアジアジュニア選手権大会について②(報告)

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟
会 長   山 根  明

ASBCアジアジュニア選手権大会について②(報告)

 標記のことについて,下記のとおり,樋山監督,小山田コーチ,寺中トレーナーより試合結果及び試合組合せ,戦評をいただきましたので,ご報告いたします。


1 派遣期間  平成29年7月28日(金)~8月8日(火)
  試合期間  平成29年8月1日(火)~8月7日(月)

2 試合国名  プエルト・プリンセサ(フィリピン)

3 試合結果(8月2日)

階級氏 名対戦相手(国名)試合動画
46kg級田河 琉加0-5SOY SELAY(インド)
50kg級大杉 兼心5-0CHEN YA-CHUN(台湾)
52kg級五味 浩夢1-4MUYDINKHUJAEV ASADKHUJA(ウズベキスタン)
54kg級由良 謙神4-1CHEN CHIN(台湾)
63kg級染谷 將敬3-2BEKTAS AZAMAT(カザフスタン)
 ※佐々木靖孝 国際審判員(AIBAスリースター)のレフェリングの様子


4 試合戦評(2日) 戦評:寺中氏
階級氏名試合結果対戦相手試合動画
46kg級
田河琉加
WP
0‐5
SOY SELAY(インド)
1R
オーソドックススタイルのインドは積極的に前に出てくる。田河はひけをとらず冷静に対処しワンツーストレートが相手を捉える。中盤お互いのパンチが同時にクリーンヒットし、ひやりとする場面があったが、その後は田河のペースで1ラウンド終了。

2R
インドの選手は開始早々積極的に前に出て田河を攻める。相手選手の圧力に消極的になった田河は右ストレートをあび、スタンディングダウンを奪われる。
前に出て挽回を図るが相手のストレートが田河をとらえ、被弾する場面が目立つ。

3R
挽回をはかりたい田河だが、疲れか力みなのか、大ぶりが目立つ。勢いのある相手にスタンディングダウンを奪われてしまう。
終盤手数を増やし果敢にせめるもゴング。

1ラウンドではいい動きを見せた田河であり健闘したように見えたが、30対27 、29対28 4人、結果0-5WPの敗退となった。
田河の国際大会への挑戦は初戦敗退と悔しい結果となった。


階級氏名試合結果対戦相手試合動画
50kg級大杉 兼心5‐0CHEN YA-CHUN(台湾)
1R
身長が高くリーチが長いオーソドックススタイルのタイペイ選手。お互いが攻めあぐねる展開だが、大杉はリードパンチからの左ストレート、右フックをヒットする。苦しい序盤であったがリードの差し合い、手数ともに大杉がリードしたラウンドのように見える。
2R
少しずつ相手を見極めつつある大杉。左のストレートが相手を捉える。
相手の右からの攻撃に対し、大杉の反撃が徐々に精度を上げ左ストレート、左フックとも相手を捉える場面が増える。大杉のラウンド。
3R
力づくで前に出てくる相手とからみ合う場面が目立つ。大杉がホールドによる減点を取られてしまう。しかし冷静に対処しスピードで上回る大杉。確実に左ストレートをヒットしポイントを稼ぐ。終了間際、相手選手のホールドに対し減点。このラウンドも大杉。

初戦のため、力みが見られた大杉であったがスピード、正確性ともに相手を上回る内容であった。29対26 3人、28対27 2人、結果5-0WPの勝利を収めた。


階級氏名試合結果対戦相手試合動画
52kg級五味 浩夢0‐5MUYDINKHUJAEV ASADKHUJA(ウズベキスタン)-
1R
サウスポーのウズベキスタンは序盤リードで距離をはかりつつ攻撃を仕掛けてくる。当初受け身になった五味であったが、中盤相手の攻撃にタイミングを合わせ右ストレートのカウンターでクリーンヒットを奪う。しかし、相手の攻撃の手数、圧力を感じさせられるラウンドとなった。

2R
相手はピッチをあげリードからのワンツーを打ち込でくる、五味はカウンター、左フックとタイミング良くカウンターを打ちヒットする。しかし相手選手は圧力を増し、手数を増やし攻撃を仕掛けてくる。五味にとって厳しいラウンド。

3R
相手はさらにピッチを上げ、多彩な攻撃を仕掛けてくる。疲労が見える五味ではあるが強い気持ちで打ち返し、右ストレート右フックをヒットさせる。しかし、スピード、正確性で圧倒してくる相手に終始主導権を握られながらのゴングとなった。

五味は強豪国ウズベキスタンに対し、強い気持ちと正確な右フックを見せてくれた。初の国際大会でウズベキスタンの選手と堂々と戦った今回の経験は大きな糧となるだろう。
30対27 2人、30対26 、29対28 、28対29 、結果4-1WPの敗退となった。


階級氏名試合結果対戦相手試合動画
54kg級由良 謙神WP
4-1
CHEN CHIN(台湾)
1R
サウスポースタイルのタイペイ選手に対し、開始早々から動きのいい由良が積極的に攻める。強烈な左フックが相手を捉える。タイペイの選手も攻撃を試みるが由良は絶妙なタイミングそして力強いパンチを放ち相手を制す。由良のラウンド。
2R
積極的に攻める由良、戦いを完全に支配する。左フックに加え、右ストレート、更にボディーと多彩な攻撃をしっかりと正確に相手に放ち余裕さえ感じさせる。
3R
疲れを見せない由良、スピード、タイミングともに相手を制す。終了間際、多少勝ち急いだか、力みが見られローブローの減点を取られてしまう。しかし冷静さを取り戻し、的確なパンチを放ち、由良が支配してラウンド終了。

初の国際大会であるのを感じさせない見事な試合展開であった。力強い左フック、そして右ストレートに今後の勝利を期待させてくれるほどであった。圧勝に思われたが採点は30対27 2人、29対28 2人 28対29 、結果4-1WPの勝利を収めた。


階級氏名試合結果対戦相手試合動画
63kg級染谷 將敬3-2BEKTAS AZAMAT(カザフスタン)
1R
相手はサウスポー、カザフスタン。
染谷はキレのあるワンツーを打ち込み主導権を握る。相手は染谷のスピードに驚いたように見えた。お互いが距離を探り合いながら息をのむ展開、その中でも、染谷の的確なに 左ストレートをヒットさせる。染谷の的確なパンチ、ハイスピードの印象が大きい。染谷のラウンド。
2R
カザフスタンの選手もスピードのある動きからリード、そしてコンビネーションと攻撃してくる。しかし、強気の染谷は相手以上のハイスピードで対抗。手数は染谷が上に見える。相手かワンツーを打ち込めば、染谷が右フックを合わせヒットさせる。一糸乱れぬ攻防が続く。ほぼ互角の内容。
3R
ハイスピードの戦い。攻防が続く。
相手の左ストレート、ワンツーに対し確実に右フックを返しヒットさせる染谷。中盤からやや疲れが見え始め守りに入る局面も。しかし強い気持ちで動き、パンチを放つ。手数でやや相手優勢かと思われる中ゴング。

強敵カザフスタンに堂々と貫禄さえ感じさせた染谷、キレのあるパンチ、ハイスピードのステップは会場の観客も驚いた模様であった。日本選手団が一帯となった試合であった。29対28 3人、28対29、26対30、結果3-2WPの勝利を収めた。


4 試合組合せ

階級氏 名対戦相手(国名)試合日
48kg級矢野 利哉BAYARSAIKHAN ALTANTULGA(モンゴル)8/3
50kg級大杉 兼心SUKTHET SARAWUT(タイ)8/4
54kg級由良 謙神AMAN(インド)8/4
57kg級山村 剣晋YULDASHEV JAVLONBE(ウズベキスタン)8/4
60kg級堤 麗斗RUSTAMBEK UULU NURADIN(キルギス)8/4
63kg級染谷 將敬JONGJOHO WEERAPON(タイ)8/3
66kg級田中 空HUNG SHENG-PO(台湾)8/3
70kg級仲野 玲MAJRASHI MOHSEN JUBUA(サウジアラビア)8/3


以 上



文責 佐藤征治(事 務 局 長)
内海祥子(副事務局長)
及川雄太(事務局担当)
プロフィール

JBAF

Author:JBAF
日本ボクシング連盟公式ブログです。
各種お知らせ,ご連絡等を掲載しております。
日本連盟HP http://jabf-kizuna.com/

最新記事
カテゴリ
リンク
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
検索フォーム
QRコード
QR