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2018 AIBA女子世界選手権大会について⑥(報告)

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟
会 長  内 田 貞 信

2018 AIBA女子世界選手権大会について⑥(報告)

 標記のことについて,下記のとおり,試合結果,戦評及び組み合わせにつきまして,樋山監督,浅村コーチより,ご連絡いただきましたので,ご報告いたします。


1 派遣期間  2018年11月12日~26日
  試合期間  2018年11月12日~25日

2 試合国名  デリー(インド)

3 試合結果(20日)
階級氏 名試合結果所  属
LF級和田まどかWP
3-2
DUTASteluta(ルーマニア)
F 級並木 月海WP
5-0
JESUS DE SOUSA Graziel(ブラジル)
   和田選手,並木選手2名のメダル獲得が確定いたしました。

4 試合戦評(20日)
階級氏名試合結果対戦相手
LF級和田まどかWP
3-2
DUTASteluta(ルーマニア)
ライトフライ級世界ランキング3位のブルガリアに勝ったサウスポー和田選手(福井県体育協会・芦屋大学OG)対サウスポーでブルファイターの世界ランキング6位のモンゴルに勝った世界ランキング8位ルーマニア選手の試合

1R  ゴングと共に低い背丈を、上体を振りながら突進して来るルーマニア選手に対して、和田選手も真っ向から打ち合いを挑む。
ベスト16の試合で1Rから猛ダッシュをしてモンゴル選手と打ち合った時に、後半に疲れの出た戦いぶりを見て打ち合いに挑むと必ずバテると思った和田選手が、作戦的に打ち合いに付き合った。
ルーマニア選手の左右のフック気味の連打に対して、和田選手も内からの連打で対抗する。
ルーマニア選手は気持ちが強く、接近戦でホールドしながらも押して来たり和田選手を投げ飛ばしたりしてレフリーからミニマム注意を受ける。
それでも前へと出て来るルーマニア選手に対して、中盤より和田選手はリードストレートを使って距離を取りながら左ストレートを打ち込んだり、右ロングフックで回したりして試合の主導権を取ろうとする。
このラウンドは僅かに和田選手のポイントか。

2Rも上体を振りながら前へ出て来るルーマニア選手に対して、リード突きながら左ストレートを打ち込むタイミングをはかる和田選手。
ルーマニア選手の執拗な前へ出てのブルファイトに対してロングフックで回したりワンツーストレートを打ち込んだりするが、頭をかなり低くローリングするので空振りするシーンも見られ、すぐにホールドして押して来る。
和田選手は、押されない様にルーマニア選手を回そうとするが、和田選手の頭を抑えて来る。
レフリーも和田選手が頭が低いと注意するが、明らかにルーマニア選手が和田選手の首を押さえて打たさない様にしている。
後半和田選手が右リードストレートを当てて左ストレートを打ち込み、ルーマニア選手が出て来たら右フックで回し、和田選手のペースで試合が進みゴングが鳴る。
このラウンドも和田選手のポイント。

3R勝負をかけてラッシュして来るルーマニア選手に対して、和田選手しっかりと右リードで距離をキープし左ストレートを打ち込んだり、左右のロングフックでカウンターを取る戦法で戦う。
中盤、縺れ合って両者が倒れたりウクライナ選手に和田選手が投げ飛ばされたりしてルーマニア選手や両者に注意が入ったりして、どちらもクリーンヒットが取れない状態が続く。
接近戦でルーマニア選手がホールドして押して来る時に、和田選手が左右のボディアッパーを打つ。
それでも押して来るルーマニア選手に、和田選手も重心を落として踏ん張るとレフリーよりブレイクの指示が入る。
その瞬間に和田選手のボディアッパー2発が当たる。
レフリー両者にブレイクの注意が入るが、ルーマニア選手はボディブローが効いたみたいで失速する。
和田が終了間際もリードで試合を作ったのでこのラウンド僅かに和田選手のポイントか。

判定は、3対2の厳しいポイントであったが勝ちを決めた和田選手の精神力と技術を褒めてあげたい!
明後日は、世界ランキング29位トルコ選手に完勝のポイント勝ちで準決勝に駒を進めた世界ランキング7位サウスポーの試合巧者ウクライナ選手と決勝をかけて対戦です!
和田選手は、前々回の世界選手権(韓国・済州島)で日本人女性初の世界選手権銅メダリストで有り、日本選手団のチームワークと『為せば成る!』の気持ちを持って決勝進出出来る様にサポートしたい!
戦評 樋山

階級氏名試合結果対戦相手
F級並木 月海WP
5-0
JESUS DE SOUSA Graziel(ブラジル)
フライ級サウスポー並木選手(自衛隊体育学校)対サウスポーのブラジル選手の試合

1R 身長リーチで勝るブラジル選手は、セオリー通りに右リードで距離を取りながら左ストレートを打ち込むタイミングを伺いながら
動く。
並木選手は、ブラジル選手がリードを出すタイミングで内からの右ストレートを合わす。
並木選手はリードで不利な状況であっても、内からの頭をずらしながら打つ右ストレートは効果的でブラジル選手はなかなか出て来れずに攻めあぐねる。
そこで並木選手のワンツーストレートの右が、ブラジル選手の顔面を捉え始める。
ブラジル選手も反撃して打って来るが、並木選手はステップバックして足で相手のパンチを外し、すかさず連打して行く。
後半、接近戦になるシーンが増えたが、並木選手の下からのボディアッパーやボディ連打からの顔面への返しも当たりこのラウンド並木選手のポイント。

2Rも同じ展開で試合が進むが、相手のボクシングをしっかりと見切った並木選手は、さらにプレスをかけ前へ出て積極的に左ストレートやワンツーストレートを打ち込んで行く。
ブラジル選手、徐々にホールドして並木選手の動きを止めようとするが、接近戦での並木選手のボディアッパーや回して打つ右フックで本来の動きが出来ず、焦ってホールドしたり頭を押さえつけたりして並木選手の動きを止めようとする。
レフリーからもミニマム注意が入るが縺れ合うシーンも見られ、なかなか並木選手に連打させない。
それでも上体と足のフェイントでプレスをかける並木選手に、後手に回るシーンが増え明らかに並木選手ペースで試合が進む。
終了間際にブラジル選手も前へ出てワンツーストレートを打って来るが、並木選手も負けずに打ち返すので最後まで並木選手の支配した状態でゴングが鳴る。
このラウンドハッキリと並木選手のポイント。

3Rブラジル選手も負けているのが分かっているので、ゴングと同時に前へ出て来て並木選手と真っ向からワンツーストレートや連打で打ち合って来るが、並木選手は更に上体と足でフェイントを使いながら攻め込んで行く。
中盤になり、疲れの出始めたブラジル選手はホールドしてもたれかかったり、並木選手の頭を押さえたりして動きを止めようとするがが、並木選手のボディアッパーや連打で下がりだす。
並木選手は右リードストレートやワンツーストレートでブラジル選手を下がらせ、連打を打つとブラジル選手たまらず並木選手を押さえて投げ倒したりして、レフリーから注意を受ける。
すぐに打ち合いを挑む並木選手に対して、リードストレートを使って逃げるブラジル選手の戦い方はもはや並木選手のペースにはまり完全に並木選手のペースでゴングを迎える。
このラウンドも並木選手。

判定は、5対0のポイント勝ちで並木選手の勝利
明々後日の準決勝で、1回戦でランキング世界2位のロシア選手に勝ったカザフスタン選手と対戦です。


5 試合組合せ(準決勝)
階級氏 名所  属試合日
LF級和田まどかOKHOTA Hanna(ウクライナ)22日
F 級並木 月海SHEKERBEKOVA Zhaina(カザフスタン)23日


6 備  考  組合せ・山型はこちらから(外部リンク:AIBA HP内へ)
        下記リンクより動画を確認いただけます。
       (外部リンク:youtube・BFI Officialへ)
        https://www.youtube.com/channel/UCajff4o9nPb7m9Ga2UrNn4A

以 上

プロフィール

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