アジアジュニア選手権大会について⑤(報告)

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟
会 長   山 根  明

アジアジュニア選手権大会について⑤(報告)

 標記のことにつきまして,下記のとおり, 海藤 晃 監督 ,古賀 大作 コーチより,試合結果及び組み合せをご連絡いただきましたので,ご報告させていただきます。


 1 合宿期間 : 平成25年4月10日(水)~4月12日(金)
   派遣期間 : 平成25年4月12日(金)~4月24日(水)
   
 2 合宿場所 : 味の素ナショナルトレーニングセンター
   試合開催 : カザフスタン・シムケント

 3 試合結果(4月20日・準決勝

階  級氏  名試合結果対戦相手
Pin川 井 勇 利 ×260-330LATIPOV Suleyman(ウズベキスタン)
2730
2530
LF岩 井 尚 斗×270-330BERDIBAYEV Muhammet(トルクメニスタン)
2530
2730
渡 来 美 響×280-329MAZUR Stoyan(カザフスタン)
2730
2730
LB丸田 陽七太×280-329KARIMOV Javokhirbek(ウズベキスタン)
2829
2730

 川井選手,岩井選手,渡来選手,丸田選手,梅村選手は,銅メダルを獲得いたしました。 


川井 準決勝結果詳細
1R 本日,準決勝1試合目。相手は強敵カザフスタンの選手であるが,前回の試合のように勢いを出して前に出て戦いたいところである。しかし,相手は長身の選手で長いリードを多様してくる為,なかなか前に入らせてもらえない。遠い距離からリード,ストレート,ボディと次々にパンチを打ち込んでくる。川井はなかなか接近することが出来ずに相手にペースを握られる。

2R なかなか突破口を開けない中,川井はガードを固めなんとか前に出ようと試みる。何度か相手に詰め寄るも接近戦でも巧みにかわされポイントを奪えない。逆に相手がペースアップし,入り際にジャブ,ストレートとパンチを入れられる。ここでも相手のラウンドとなる。

3R 少しでも流れを変えたい川井は,リードから右ストレート,左ボディとコンビネーションを加えて前に出る。強い気持ちで相手を攻めるが,ここも相手の技術にかわされパンチを入れられる。最後まで相手を捕まえることが出来ず,判定で敗退した。


渡来 準決勝結果詳細
1Rん初戦の2回戦をなんなく突破した渡来はこの試合でも前戦と同じようにフットワークとリードパンチで自分のボクシングを展開。相手を中に入れさせない。しかし,お互いにこれといったクリーンヒットはあたらない。主導権は握っているかに思われたが,後半相手がプレッシャーで攻勢を仕掛けて前に出てきたのが評価され、一人のジャッジの支持は得たものの二人のジャッジのポイントは相手に流れた模様。

2R  渡来本来のアウトボクシングではあるが,クリーンヒットがなくポイントにはなかなか反映されないと思われ,セコンドは相手の出鼻に前で右ストレートを合わせるように指示を出す。しかし,相手はガードが固く,これもまともにはもらってくれない。逆に相手がプレッシャーを強め,2度ほどロープに詰められる。これといったパンチはもらってないが,相手に優勢に試合を進められ,このラウンドを奪われる。

3R 前のラウンドを奪われ,もう後がない渡来は積極的に前に出たいところである。相手が前に出てきたところを右ストレートのカウンターを合わせヒットを奪う。追撃をしたいところだが,試合功者の相手はすぐさまプレッシャーで前に押し込んでくる。最後はロープに詰まり打ち込まれる場面が多くなり最後もポイントを奪うことは出来なかった。しかし,中学生ながら強豪カザフスタンの選手を前に動じることなく良く戦った。今後の成長がとても楽しみである。


岩井 準決勝結果詳細
1R 初戦のような硬さはなく,フットワークを使い左,左とリードを出し,出だしは悪くない。中盤からペースを上げて右ストレートを打ち込みたいが,狙い過ぎているのか,なかなか右に繋げない。逆に見合っているところに右ストレートをもらい,このラウンドを奪われる。

2R ポイントを挽回しようと左から右と自分から先に打ってでる。手数を増やし前に出るも今度は相手がリードを上手く使い,なかなか中に入らしてもらえない。パンチを全部かわされてしまう。完全に相手ペースか。

3R 前に出るしかなくなった岩井に対し,相手は余裕を持ち,足を使って試合を展開。無理をする事なく試合を進める。相手はガードが下がっているので,前に出ることが出来ればチャンスに繋がるが,やはり思うようにパンチは当たらず試合は終了。最後まで自分のペースに持ち込むことは出来なかった。


丸田 準決勝結果詳細
1R  昨日までの4連勝から一転,準決勝3連敗となってしまった日本勢。最後の選手となってしまった今大会のエース・丸田に日本チーム全ての望みをかける。ここまでの2試合をともにTKOで勝ってきた丸田は今までの試合と同様,左のリードと足を使った距離感でペースをとろうとする。しかし,この選手は今までの相手とは違い,簡単にボクシングをさせてはくれない。オーソドックススタイルからスイッチを繰り返し丸田のパンチに合わせるようにして,強打を顔面に打ち込んでくる。丸田も右ストレートから左ボディで応戦するが,相手の勢いは止まらない。相手のペースに巻き込まれ,丸田は今大会初めてポイントを奪われる。

2R 今大会優勝を狙う丸田は,ここが勝負どころだと判断。強気な性格も後押しし,ボクシングを崩すのが上手い相手を前に今度は正面から打ち合いに出た。ここで前の二戦で何度も相手に深いダメージを与えていた右のストレートと左のボディブローが炸裂。かなり強烈なパンチ。しかし,やはりこの選手は今までの相手のようにはいかない。必死に食らいつき丸田に体を預け,後続のパンチを打たせない。それどころか要所要所でパンチを打ち込みポイントを取り返しにくる。完全にとったかと思われたラウンドであったが,二人は丸田だが一人は相手を支持し割れる結果に。

3R 勝負は最終ラウンドに持ち越され,このラウンドをとった方が勝者か。こうなると意地と意地の勝負となる。ラウンド始めから終始打ち合い。一進一退の攻防が展開される。しかし,正面で打ち合おうとする丸田に対し,相手は身体を左右にずらしながら被弾を最小限に抑え,丸田の空いたところに的確に狙いを定める。少しずつ相手のペースに引き込まれる。どちらともとれないラウンドのように思われたが,結果は相手に傾き,丸田の連勝はストップ。日本勢の連敗も止めることは出来なかった。しかし,初の国際大会で2勝を挙げ,銅メダルを獲得。優勝した強豪ウズベキスタンの選手とも互角に戦い,非凡な才能を見せてくれた丸田の今後の試合に注目。日本を代表する選手になれるよう期待したい。


報告者 監 督 海藤   晃
コーチ 古賀 大作

以  上

文責 梅下 新介

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