ASBCアジアユース選手権大会について⑤(報告)
各 位
標記のことについて,下記のとおり,試合結果をご報告させていただくと共に,高見監督,曽根崎コーチ,小山田コーチより戦評をいただきましたので,ご報告いたします。
1 派遣期間 平成28年 4月30日(土)~5月10日(火)
試合期間 平成28年 5月 1日(日)~5月 8日(月)
2 試合国名 アスタナ(カザフスタン)
3 試合結果(5日)
4 試合戦評(5日)
5 試合組合せ
6 備 考 対戦日の時間は現地時間となります。(日本時間は+3時間)
一般社団法人日本ボクシング連盟
会 長 山 根 明
会 長 山 根 明
ASBCアジアユース選手権大会について⑤(報告)
標記のことについて,下記のとおり,試合結果をご報告させていただくと共に,高見監督,曽根崎コーチ,小山田コーチより戦評をいただきましたので,ご報告いたします。
記
1 派遣期間 平成28年 4月30日(土)~5月10日(火)
試合期間 平成28年 5月 1日(日)~5月 8日(月)
2 試合国名 アスタナ(カザフスタン)
3 試合結果(5日)
階級 | 氏 名 | 試合結果 | 対戦相手(国) | ||
B 級 | 今永 虎雅 | ○ | 3-0 | ● | 中国 |
W 級 | 黒柳 禅 | ○ | 2-1 | ● | 中国 |
4 試合戦評(5日)
56kg級 今永 虎雅 対 中国 |
1R 今永はサウスポースタイルから右ジャブ、左ストレートをヒットし開始から相手を圧倒する。オーソドックスの相手も必死に右フックを強振してくるが、今永が絶妙な距離感を保ちヒットを許さない。ラウンド中盤に今永が左を放とうとした際に相手が右フックを放ちクリーンヒットはしていないが、今永がバランスを崩し、スタンディングダウンを奪われてしまう。しかし、今永は落ち着きを持って対処し、逆に左ストレートをヒットし相手をダウン寸前に追い込む。今永のラウンド。 2R 今永は相手の強振する右フックを警戒してか中々打っていけない。しかし、しっかりとした距離感を保ち左ストレートをヒットしていく。相手はパンチを放つが、今永はほとんど空を切らせ被弾しない。ラウンド終盤に強烈な左ストレートをヒットしスタンディングダウンを奪い返す。完全に今永のラウンド。 3R 少し疲れの見える今永は接近戦を許してしまうが、離れ際に左ストレート、右フックをヒットし、相変わらず試合をコントロールしていく。相手も疲れが見える。今永はほとんどパンチを被弾することなく、最後まで攻め続け、試合終了。 30-27、29-28、30-27、ユナニマスデシジョン3-0のWP勝ち。メダルを確定させた! 今永は自分の距離を保ち得意の左ストレートを再三ヒットし素晴らしい戦いをしてくれた。次戦、準決勝の相手はキルギス。良い色のメダル獲得に向けて今日以上のファイトを期待したい。 次戦は5月7日、14時~ 4試合目 対KGZ(キルギス) |
69kg級 黒柳 禅 対 中国 |
1R 国際大会初戦の黒柳は、開始早々は固さが目立つが、黒柳の距離で右ストレートが決まり始めると徐々に固さも取れてくる。サウスポースタイルの中国も右ストレートを外しての左ストレートを狙うも届かない。黒柳が主導権を握ったままラウンド終了。黒柳のラウンドか。 2R 中国はプレスを強め、距離を潰しに来る。それを黒柳が左ストレート、左ロングフックで距離をキープし、右カウンターで迎え撃つ展開が続く。しかし、終了間際に相手の左ストレートを被打する場面も。黒柳のラウンドか。 3R 黒柳の距離で試合が進むも、お互いに疲れが見え始め接近戦での攻防が多くなるなか、黒柳は的確に左ボディをヒットさせる。ラスト1分からは、黒柳の勝ちにこだわる執念が、完全に相手を上回り、黒柳ペースの中終了のゴング!! 完勝かと思われたが、30-27、29-28、27-30、スプリットデシジョン2-1のWP勝ちであった。 黒柳は初の国際大会で緊張もある中、最後まで攻め続け勝利をものにした。次戦の準決勝は強豪ウズベキスタンだが、違う色のメダルを目指し、全力でぶつかってほしい。 次戦は5月7日準決勝 19時~ 5試合目 対UZB(ウズベキスタン) |
5 試合組合せ
階級 | 氏 名 | 対 | 対戦相手(国) | 対戦日 |
F 級 | 堤 駿斗 | 準決勝 | カザフスタン | 7日 19時~ |
B 級 | 今永 虎雅 | 準決勝 | キルギス | 7日 14時~ |
W 級 | 黒柳 禅 | 準決勝 | ウズベキスタン | 7日 19時~ |
6 備 考 対戦日の時間は現地時間となります。(日本時間は+3時間)
以 上
文責 佐藤征治
文責 佐藤征治