女子世界選手権大会について③(報告)

各  位

一般社団法人日本ボクシング連盟
会 長   山 根  明

女子世界選手権大会について③(報告)

 標記のことについて,下記のとおり,本日の試合結果・戦評及び試合組み合わせにつきまして,樋山監督よりご連絡いただきましたので,ご報告いたします。


1 試合期間  平成28年5月16日~5月28日

2 試合国名  アスタナ(カザフスタン)

 試合結果(21日)
階級氏 名試合結果対戦相手(国名)
LF級佐伯 霞1-2KNYAZ Natalis(ウクライナ)
F 級和田 まどか0-3GRIGORYAN Anush(アルメニア)
L 級箕輪 綾子1-2PRITCHARD Alexis(ニュージーランド)


4 試合戦評(21日)
 LF級 佐伯 対 KNYAZ Natalis(ウクライナ)
ライトフライ級佐伯選手対同じくオーソドックスのウクライナの試合は、
1R
両者前へ出て打ち合いになるが、どちらも決定打が出ず膠着状態になる。
しかし、ひっついた時点で
先に手を出すのがウクライナで、後頭部を叩いてきたり、佐伯選手の頭を押さえたりする。
レフリーも、佐伯に頭が低いと注意が入るが、ウクライナの後頭部への反則のみ注意するがヘッドを押さえる反則については注意無し。。そのままゴング。ウクライナのポイント。

2R
このラウンドも同じ様な展開で試合が進み、レフリーが打った後に頭が下がる佐伯選手にヘッドの注意が入る。
相変わらずもつれた状態の試合になり、佐伯選手が打っていくと上から頭を押さえる。佐伯選手も手が出ず崩れたりして印象が悪い。中盤、相手のパンチを状態で外したところ少し頭が低くなり、レフリーから反則のWarningが入る。ボックス後打ち合いになるが、また佐伯選手にWarningの注意が入る。
このラウンド、減点2も有りハッキリとウクライナのポイント。

3R
3Rに入り、佐伯選手が積極的に打って行くと、ウクライナもホールドしたり頭を下げたりして、レフリーから注意が入る。この回中盤に、ウクライナにWarningの減点が入る。
佐伯選手打ち合いに持ち込もうとするが、ウクライナのホールドや、ヘッドを押さえたりして手を出させない。
後半に、ウクライナがホールドした時点で再度ホールドのWarningが入り、このラウンドは佐伯選手。

4R
両者打ち合いになり一進一退の展開になる。中盤疲れの見えるウクライナをなかなか捕まえ切れず、両者ハッキリとしたポイントの無いままゴング。
ポイント負けでした。

 F 級 和田まどか 対 GRIGORYAN Anush(アルメニア)
フライ級サウスポー和田選手対オーソドックスのアルメニアは、世界ユース選手権大会(ブルガリア)のフライ級チャンピオン。
1R
和田選手が前へ出てプレスをかけると、アルメニアは下がりながら様子を伺う。先に打って出たのが和田選手で、左ストレートや右ロングフックが当たる。
アルメニアも和田選手のうち終わりに右ストレートを軽くヒットするが、和田選手の手数の方が多く和田選手のペースで試合が進みゴング。
このラウンド和田選手か。

2R
このラウンドも同じ様な展開で試合が進み。和田選手がリードを出して前へ攻め、アルメニアが下がりながら時折右ストレートを打ってくる。
和田選手しっかりとパーリングして、ワンツーストレートから右ロングフックを当てる。
打ち合いになった時も、和田選手のペースで試合が進みゴング。このラウンドも和田選手か。インターバル中に応援席から、和田選手が負けてると言われ、まさかと思ったが和田選手に負けているので、もっと積極的に打って出る様に指示する。

3R
開始と共にリードを当てて攻める和田選手に対して、下がりながら右ストレートからチャンスを伺うアルメニアであるが、和田選手のパンチが3発くらい当たって、アルメニアが打ち終わりに軽いパンチの右を当てる程度。このラウンドは確実に和田選手のポイント。

4R
勝負をかけて打って出る和田選手に対して、相変わらず下がりながらカウンター狙いの様な消極的なアルメニアである。
和田選手最後まで積極的に打って出て、ワンツーストレートの打ち込みや右ロングフックを当てるが、打ち終わりに軽くもらうシーンも有り、2発当てて、軽く1発もらう展開になる。そのままゴング。
2者が28対28の同点でアルメニアに⭕。1人が、39対37でアルメニア。結果、0対3のポイント負け。
結果としては納得できない部分も有るが、負けは負け。
今日の反省を元に、今後に繋げられるようにしたい。

 L 級 箕輪綾子 対 PRITCHARD Alexis(ニュージーランド)
ライト級オーソドックス箕輪選手対長身でオーソドックスのニュージーランドの試合は、
1R
上体を振って前へ出る箕輪選手に対して、ニュージーランドはリードから左右のロングフックを打ち下ろしてくる。
箕輪選手もしっかりとガードして前へ出て、左フックや、左から右をかぶせを打ち込む。中盤、箕輪選手の右がヒットしニュージーランドロープに詰まるシーンも有り、一進一退の試合になる。このラウンド、どちらかと言うと僅かに印象でニュージーランドかという内容。

2R
同じ様な展開で、箕輪選手が上体を振って前へ出て、ニュージーランドがリードからロングレンジのパンチを放つという内容。両者一進一退のボクシングで、箕輪選手の左ストレートが時折ヒットすれば、ニュージーランドも左ストレートから左右のロングフックや、接近戦で内からアッパーを打ってくる。ニュージーランドは後半少し疲れたのか、ホールドして押さえてくる。レフリーも時々ミニマム注意や、ストップしての注意も1回入るがそのままゴング。このラウンドもどちらともいえ内容であった。

3R
箕輪選手が先手を取りリードストレートから右のかぶせパンチをヒットする。ニュージーランドも左に回りながら時折左ストレートから右のロングフックやアッパーを打ってくる。箕輪選手ひるまずにリードストレートから反撃すると、ホールドを繰り返す様になる。
レフリーもブレイクばかりでニュージーランドのホールドをなかなか注意しない。
後半疲れの出たニュージーランドは、左右フックを振り回しその後ホールド。
レフリーやつとストップして注意が入る。
その後もホールドされるが、ミニマム注意かブレイクの注意のみ。そのままゴング。このラウンドは箕輪選手と思われる。

4R
開始とともに、最後の力を振り絞ってリードストレートから右を打ち込む箕輪選手に対して、ニュージーランドも、打ち合いになる。その動きも中盤に疲れが出たニュージーランドに、箕輪選手が先手で攻めるとホールドで逃げる繰り返し。
レフリーもブレイクばかりで、縺れるシーンが多くなる
箕輪選手も、振りほどいて打てば良いがなかなか打てず、そのままゴング。
このラウンドは、やや箕輪選手かと言うラウンド。
判定は、何故か1対2の判定負け。
40対36で箕輪選手。あとの二人が39対37でニュージーランドの勝ち。
ニュージーランド選手も跳び上がって喜び、箕輪選手に賞賛を表して、ストロングボクサーと褒め称えていた。
観衆も、沢山の賞賛の拍手が箕輪選手に送られていた。

5 試合組合せ

階級氏 名
対戦相手(国名)試合日
B 級新本 亜也KOUTSOGEORGOPOULOU Aikaterini(ギリシャ)22日
Fe級林  美涼ELISEEVA Denitsa(ブルガリア)22日

6 備 考  女子世界選手権大会公式HP

以 上

文責 佐藤征治

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